お医者になるのは、大変ですね

医学関連ニュースサイト

本当は怖い家庭の医学ザ!世界仰天ニュース(TV)/一般有名人の症例集生活の中の医学

アトピー性皮膚炎

スキンケアで気をつけたい入浴時の4つのポイント

冬場は、乾燥しているということもあり、皮膚トラブルが起きやすい時期でもあります。お風呂に入ったとき、「髪はシャンプー、身体は石鹸やボディーソープなどの洗浄剤で洗う」というのが一般的でですが、その使用方法についてスキンケアで気をつけたい4つのポイントについて御知らせしたいと思います。



1) ボディーソープなどの洗浄剤の使用は最低限に


米国皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎の患者に対するスキンケアの方法(Atopic dermatitis: Tips for managing)」では、「洗浄剤は必要なときのみ使用する」と示されています。

過度に洗浄剤を使用することで、ボディーソープなどに含まれる界面活性剤を用いて過剰な洗浄をすると、保湿に必要な皮脂や皮膚常在菌までもが落ちてしまう可能性があります。さらに、肌が傷つき、アレルギー感作や細菌感染の原因となる可能性があるため、過剰な使用は避けるべきだと考えられます。

肌着をつけている部位の皮膚の汚れは汗や皮脂、角質の剥離成分(垢)など、水溶性のものがほとんどだから、身体に油汚れが付いたり、体臭が気になったときだけ洗浄剤を使えばよいのではないでしょうか。

2) ボディーソープより石鹸


石鹸、とくに防腐剤、香料、着色料の入っていない無添加石鹸の使用が望まれます。ただ、流し残しのないように入念にすすげば、「無添加じゃなきゃダメだ!」と強くこだわる必要はないようです。

無添加石鹸白いせっけん
無添加石鹸白いせっけん3P

一方、ボディーソープは合成界面活性剤を用いており、石鹸とは異なり、界面活性剤の効果が薄まりにくく、流し残しがあった場合は皮膚バリアを低下させる可能性があるため、ボディーソープより石鹸を使用する方が望まれます。続きを読む

アトピー性皮膚炎発症のメカニズム解明される

皮膚で作られるタンパク質「インターロイキン33(IL−33)」が過剰に作り出されると免疫細胞を刺激してアトピー性皮膚炎を発症するメカニズムを、兵庫医科大と三重大の研究チームがマウスを使った実験で明らかにし、5日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。アトピー性皮膚炎の患者は国内で約37万人に上るとされるが対症療法しかなく、IL−33の増加を止める治療薬の開発につながると期待される。

IL−33は皮膚表面の細胞内に存在し、アトピー性皮膚炎の患者にはIL−33が通常より多いことが分かっていたが、発症との詳しい因果関係は不明だった。

研究チームはIL−33を通常の約10倍多く作るマウスを遺伝子操作で作製。すると、生後6〜8週間で顔や手足などに皮膚炎を発症し、顔などをかきむしる様子が観察された。かゆみを引き起こす化学物質「ヒスタミン」を分泌する肥満細胞が通常マウスの約3倍に増加。皮膚や血液にはアレルギーに関係する特殊な2型自然リンパ球も増え、湿疹のもととなる好酸球を増やすタンパク質「IL−5」を作り出していた。

一方、IL−5の作用を中和させる抗体を投与すると症状は改善したという。
兵庫医科大の山西清文主任教授(皮膚科学)は「IL−33がアトピー性皮膚炎の発症に極めて重要な役割を果たすことが明らかになった。IL−33や自然リンパ球を標的とした治療薬の開発が期待される」と話している。
(アトピー発症メカニズム解明 兵庫医大などのチーム)

アトピー性皮膚炎とは


アトピー性皮膚炎は、特徴的な湿疹の分布と寛解・増悪を繰り返す慢性・反復性の経過を特徴とする掻痒(かゆみのことです)性皮膚疾患です。患者さんの多くは、アトピー素因をもつといわれています。

ありふれた外界抗原に対する儀織▲譽襯ー反応が皮膚に起こり、慢性・再発性の掻痒を伴う湿疹が起こると考えられています(乳幼児期においては食物が抗原となることが多く、それ以後ではダニや花粉が抗原となることが多い)。

乳幼児の疾患であり学童期には自然軽快するものとされていましたが、最近では思春期や成人に至っても治癒しない慢性難治例が増加しているといわれています。全体の患者数も増加し、罹患率は全人口の約5%にのぼるといわれます。

アトピー性皮膚炎のピークは小児期と思春期の2つにあり、どちらの場合も自然治癒傾向を示すため、老人のアトピー性皮膚炎はほとんど存在しません。

症状としては、激しい掻痒を伴う湿疹が特徴です。頭部、顔面、体幹、および四肢のうち、特に肘・膝の屈側部などに出現します。

また、下眼瞼の皺襞形成〔Dennie-Morgan(デニー・モルガン)徴候〕や眉毛部外側の脱毛〔Hertoghe(ヘルトゲ)徴候〕などもみられます。ちなみに皮膚症状は、年齢により変化します。

乳幼児期では、顔面,頭部に紅斑や丘疹が出現し、次第に全身に拡大します。この時期では湿潤傾向が強いです。小児期では、皮膚は次第に乾燥性となり、苔癬化局面がみられます。思春期・成人期では、皮膚はさらに乾燥化し、角化性丘疹、落屑、肥厚、苔癬化も著明となります。

このように、年齢に応じた皮膚症状の確認と、鑑別疾患の除外が診断では重要です。鑑別疾患としては、接触皮膚炎と脂漏性湿疹、魚鱗癬、皮脂欠乏性湿疹、主婦手湿疹などがあります。接触皮膚炎では、原因物質の接触部位に一致した湿疹病変や、接触源の確認、パッチテストなどが行われます。

脂漏性湿疹では、脂漏部位に一致した湿疹がみられ、通常あまりかゆくないです。魚鱗癬は、アトピー性皮膚炎の約40%に合併がみられ、四肢伸側の魚鱗状の鱗屑がみられます。冬期に目立つという特徴があります。

皮脂欠乏性湿疹は、冬期など空気の乾燥した時期、高齢者にみられ、四肢、特に下肢を中心とした皮膚の乾燥、湿疹性病変がみられます。主婦手湿疹は、手荒れと湿疹反応です。アトピー性皮膚炎の一症状としてみられることがあります。

合併症として、喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎などがみられ、診断の一助となります。眼合併症としては、白内障、網膜剥離が重要で、重症アトピー性皮膚炎患者さんの20%前後にみられます。

ウイルス感染症としては、単純ヘルペスウイルスによるKaposi(カポジ)水痘様発疹症、モルスクムウイルスによる伝染性軟属腫(みずいぼ)がしばしばみられます。ほかにも、細菌感染症で、伝染性膿痂疹(とびひ)などがみられます。通常、黄色ブドウ球菌によりますが、最近では溶血性連鎖球菌性もみられ、この場合腎合併症に十分注意する必要があります。続きを読む

アトピー性皮膚炎も「電流」で分かる?

皮膚にごくわずかな電流を流すと電気刺激でかゆみが起こる現象を利用して、東北大学医学系研究科皮膚科学分野の相場節也教授と小沢麻紀研究員が、アトピー性皮膚炎などかゆみを伴う病気の新しい診断方法の開発に取り組んでいる。

小沢研究員らは、通常、電流を流して手足のまひの状態などを調べる市販の検査装置を使用。健康な12人を対象に、最高1・5ミリアンペアの電流で電気刺激を与えた結果、この装置でかゆみを誘発できることを確認した。

病気で皮膚が過敏な状態になると普段より少ない電流でもかゆくなる一方、症状が改善すればかゆみを起こすのに必要な電流は増えるとみられ、皮膚の状態を電流で把握できる可能性があるという。

アトピー性皮膚炎の場合、見た目は正常な皮膚でも、かゆみが起きやすいかどうかの診断は難しい。

この装置を使って継続的に測定すれば、肌の状態が把握しやすくなり治療にも役立つという。

相場教授は「電流という分かりやすい尺度で、皮膚が、どの程度かゆみに過敏なのかを推定できる。装置は簡単に利用でき、安全性も高い」と述べ、早期の実用化を目指している。
(アトピー診断に朗報!皮膚のかゆみを電流で把握)


アトピー性皮膚炎の場合、かゆみ→掻く→皮膚が傷つき、かゆみに敏感になる→掻く→さらに、かゆみに敏感に…という悪循環に陥ってしまいます。

ですから、初期段階でどれだけ痒みが強いかを把握することで、病気が進行することを防ぐことが出来るかも知れません。

特に、冬場などの乾燥する時期は、痒みが強くなってしまいます。しっかりと保湿剤などを用いて、乾燥させないことが重要です。また、痒いときには、掻かずに、アイスバッグなどで冷やすと、痒みがひきます。とにかく、引っ掻いたりして、肌を傷つかないようにご注意を。

【関連記事】
シメジがアトピー性皮膚炎を改善?

血液をO型に変える酵素、ハーバード大などが開発
ブログ内検索
スポンサードリンク
Archives
本サイトについて
2006年02月27日より運営している医学系ニュースサイトです。
当初はレポートの掲載や医師国家試験の問題解説を行っていましたが、そちらは『医学生のレポートやっつけサイト』に移行しており、こちらは医学ニュースを取り扱うこととなりました。
国内の3大疾病である癌、脳卒中、心筋梗塞から稀な難病、最新の治験・治療法など、学んだことを記していきたいと思います。時には微笑ましいニュースから、社会的な関心事となっている医学の問題、感動的な闘病記など、幅広く取り扱っていきたいと思います。ブログパーツ
記事まとめ一覧