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クモ膜下出血

頭痛患者の「クモ膜下出血」診断に新基準

JAMAに記載された内容によると、「Clinical Decision Rules to Rule Out Subarachnoid Hemorrhage for Acute Headache」によると、頭痛患者からクモ膜下出血を同定する基準が提言されていました。



研究の方法としては、神経学的欠損のない急性頭痛患者2131人を対象に、クモ膜下出血(SAH)の臨床的判断基準の確度をコホート研究で検証。

既定の基準(40歳以上、頸部痛または硬直、意識消失、活動中に発症)は感度98.5%、特異度27.5%であったそうです。「雷鳴頭痛」と「頸部屈曲制限」を追加したオタワSAH基準は感度100%、特異度15.3%だったそうです。続きを読む

くも膜下出血で闘病中の妻のため番組降板-松本方哉さん

フジテレビ系ニュース番組「ニュースJAPAN」の松本方哉キャスターの正式降板が、7月27日放送の同番組冒頭で発表された。今後は後任を置かず、滝川クリステルアナと解説委員の体制で放送を続ける。

松本キャスターは2007年11月22日から「個人の都合」との理由で番組を休業し、12月5日の放送で滝川アナが「皆さまから多くの問い合わせをいただいている松本キャスターは、家族の看護のため、今しばらくお休みする予定です」と休業理由を説明。2008年2月11日に復帰し、このとき初めて妻がくも膜下出血のため闘病中であることを明かしている。

その後、同年4月7日から再び休業に入り、5月12日には復帰。妻の看護を続けながら出演を続けていたが、2009年4月6日の放送から3度目の休業に入っていた。
(「ニュースJAPAN」の松本方哉キャスターが正式降板、妻の看護のため。)

くも膜下出血とは


くも膜下出血とは、くも膜下腔に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいいます。

くも膜とは髄膜の一部です。脳と脊髄を覆う3層の膜を髄膜といいますが、髄膜は脳・脊髄の表面に密着した軟膜、その外側にあるくも膜、最外側にある硬膜からなります。この髄膜のうち、くも膜と軟膜との間に存在するやや広い空間のことをくも膜下腔といいます。くも膜下出血は、この部分に出血がみられる疾患です。

原因のほとんどは脳動脈瘤の破裂で、まれに血管奇形やもやもや病、出血傾向など脳動脈瘤以外の原因もあります。人口10万人に対して、10〜20人程度が発症するといわれています。

発症年齢としては、脳動脈瘤の破綻によるものは40〜60歳の間に多く、脳動静脈奇形によるものは20〜40歳の間に多いといわれています。多くは脳動脈瘤の破裂(約70%)によるもので、約5〜10%が脳動静脈奇形によるものであるといわれています。

最近では、脳ドックを受けられる方も多くなり、未破裂脳動脈瘤の発見頻度が増加して、約2%の発見率(未破裂脳動脈瘤は成人の約5%に存在していると考えられている)といわれています。そうした場合、破裂してくも膜下出血を起こす前に手術を行うことができます。

くも膜下出血の診断

くも膜下出血は、特徴的な症状である「(バットで殴られたような)突然起こる激しい頭痛」で起こる、といったことでも有名です。今までに感じたことのないような頭痛がみられます。さらに悪心・嘔吐を伴い、頭痛が持続します。

約半数が意識障害を起こすといわれています(一過性のことが多いようですが)。約20%が初発で亡くなってしまいます。重症なものでは5分以内に急死することもあります。上記のように、いつもとは感じの異なる頭痛(突然の激しい頭痛)や、持続性の頭痛があった場合、やはり受診されることが望ましいと思われます。

出血が激しければ意識障害を伴い、昏睡や呼吸停止となり即死する場合もあります。意識障害は約半数近くにみられますが、多くは一過性で、数分ないし1時間以内で回復します。しかし錯乱や健忘が1〜2日持続することもあります。発症時は昏睡でも、救急車の中であるいは入院後に意識が清明となることもあり、刻々と症状は変化したりします。軽微な出血では軽い頭痛のために歩いて受診することもあり、感冒や緊張型頭痛、片頭痛などと診断されてしまうこともあります。

診断はくも膜下腔に出血を証明することで、発症当日や2〜3日以内ならCTでくも膜下腔や脳槽に出血の高吸収域を認めます。軽い出血の数日後には、CT上異常を認めない場合もありますが、くも膜下出血は否定できないので腰椎穿刺による髄液検査を行います。

頭部CTの後、脳血管造影によるSeldinger法で両側の内頸動脈、椎骨動脈撮影(4vessel study)を行い、破裂脳動脈瘤を発見します。約20%の症例では動脈瘤が2個以上発見されますが、動脈瘤の大きさ、形、CT所見を総合すれば、破裂動脈瘤(責任病巣)の診断はほぼ100%可能となります。

また、キサントクロミー(黄色調)髄液ならSAHであったことを示唆します。血性(赤色)の時は腰椎穿刺による血管損傷と区別するため、遠心分離してキサントクロミーの有無を調べます。疑わしければ、脳動脈瘤を直接証明できるMRAや3D-CTAなどの非侵襲的検査を行います。

くも膜下出血の治療

くも膜下出血の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
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