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スキルス胃癌

音楽プロデューサー・佐久間正英、スキルス胃癌だった

音楽プロデューサーの佐久間正英氏(61)が9日、末期のスキルス胃がんであることを自身のブログで発表した。直伝指導! 実力派プレイヤーへの指標 How to be a professional player? プロになること、目指すこと (CD付)

今年4月上旬に事実を知り、手術や抗がん剤など積極的治療はせず、丸山ワクチンと中国漢方だけ始めたという。7月中旬、突然左腕の知覚がおかしいことに気づいたが、「楽器が弾けなくなるかもしれないと思ったが、不思議なことにそれは今や大した不安でもなく思えた」という。

8月3日に検診を受け、肝臓と脾臓にも転移していたという。佐久間氏は「思った以上に進行が早かったようだ。早ければ1、2カ月、長くても年内いっぱいもつかどうか。そんな現実が突然リアリティを持って顕われた。いよいよ最終章に入って来たのかもしれない」と思いをつづっている。14日に脳腫瘍の手術を受けるが、「きっと元気に戻って来よう」と決意を語った。

佐久間氏は音楽プロデューサーとして、BOOWY、GLAY、宇崎竜童、テレサ・テンさん、渡辺美里ら多くの人気ミュージシャンをプロデュースしてきた。
(〈速報〉音楽家の佐久間正英氏が末期がんを告白)

胃癌を公表した有名人


雨上がり決死隊・宮迫博之
尾崎紀世彦さん
飯野知彦さん
ロニー・ジェイムス・ディオさん
三遊亭円楽
高杢禎彦
藤原喜明
塩沢とき

胃癌とは


広い意味では胃癌は、胃粘膜上皮から発生した癌腫(狭義の胃癌)と、上皮以外の組織から発生したがん(胃平滑筋肉腫・GIST・胃悪性リンパ腫など)の両方を含みますが、一般的には粘膜上皮から発生したもの(前者)を指します。

かつて、日本では男女とも胃癌が第1位でしたが、死者数は年々減少しています。2003年の日本における死者数は49,535人(男32,142人、女17,393人)で、男性では肺癌に次いで第2位、女性では大腸癌に次いで第2位となっています。近年増加率の低下がみられ、これは食生活の欧米化などによる環境の変化、検診などにより根治可能な胃癌が多数発見されるようになったこと、治療技術の進歩などの要因によると考えられます。

胃癌は、自覚症状による胃癌の早期発見は難しいです。ほとんどの場合、早期癌の段階では無症状であり、癌が進行してからでないとはっきりとした自覚症状が出てこないことが多いからと言われています。そのため、放置されてしまったり、逆に内視鏡検査などで早期発見されるケースもあります。

症状としては、腹痛や腹部〜胸部の不快感、吐き気や嘔吐を伴ったり、食欲減退、食事後の胃部膨満感や急激な体重減少などが起こってきます。他にも、下血や黒色便(血液中のヘモグロビンが胃酸によって酸化されて黒くなる)がみられることもあります。

胃癌の転移には、血行性転移、リンパ行性転移、腹膜播種があります。胃壁内での深達度が進むほど転移率は高くなり、血行性転移では肝や肺、さらに骨、脳、皮膚、腎などへ転移します。リンパ行性転移は所属リンパ節から始まり、遠隔リンパ節へ転移をきたしていきます。腹膜播種は、漿膜を越えて胃壁を浸潤した癌細胞が、腹膜に播種して癌性腹膜炎を起こして腹水を生じます。

肝転移すると肝腫大、黄疸などが起こってきます。腹膜に転移すると腹水、後腹膜に転移すると強い背部痛を認めます。その他、左鎖骨上窩リンパ節転移(Virchow転移)、Douglas窩への転移(Schnitzler転移)、卵巣転移(Krukenberg腫瘍)などがあります。

高度な進行胃癌となると、体重減少、食思不振、貧血、腹部腫瘤触知、嚥下困難などの所見を認めることがあります。末期では、播種性血管内凝固症候群(DIC)を合併することが多くなります。

スキルス胃癌とは


スキルス胃癌は、肉眼的に境界不明瞭で、癌細胞がびまん性に浸潤し、時には胃全体にわたる胃癌を指指します。多くは、癌細胞の浸潤に伴って間質結合組織の増殖を来し、胃壁は肥厚します。

癌細胞の浸潤が胃全体に及ぶと、胃は硬く収縮し、形成性胃炎型(形成性胃組織炎型)と呼ばれます。胃癌取扱い規約の肉眼分類4型にほぼ相当します。全胃癌の約10%程度にみられ、若年者や女性の胃癌では頻度が高いです。リンパ節転移の頻度が高く、治癒切除が困難なことが多いため、予後が悪いと言われています。続きを読む

恐怖の家系 死の遺伝子−スキルス胃癌

2003年、カリフォルニア州に住むリンダ・ブラッドフィールドの元に、姉妹のリタとステファニー、いとこのデイビッドが遊びに来ていた。久しぶりの再会に4人は楽しんでいた。体調の不安を訴えるデイビッドは胃がんの多い家系のことも気にしていた。

実はブラッドフィールドの家系はガンで死ぬ親族が多く、リンダの祖母を筆頭にリンダ姉妹の親やデイビッドの親世代の8人中6人もガンで亡くなっていた。それから数日後、デイビッドが突然腹痛を訴え倒れた。すぐに病院で精密検査が行われたが、スキルス胃ガンのため、すでに手遅れになっていた。

医師の勧めもあり、デイビッドの血液を採取し遺伝性かを調べることにしたが、検査結果を待たず、デイビッドは40代の若さでこの世を去ってしまった。

それから数日間後、デイビッドの遺伝子検査の結果CDH1という遺伝子に、異常のある事が分かった。CDH1とは胃の内部のたんぱく質を作る遺伝子のひとつ。その遺伝子が変異すると、正常なたんぱく質が作れなくなり、胃がんの中でも悪性なスキルス胃がんを引き起こす可能性が高くなる。

デイビッドのケースは、祖母が変異したCDH1を持っていてそれが8人の子供たちに遺伝、さらに20人の孫たちにも遺伝している可能性があると考えられた。
直ちにデイビッドの妻は、この内容をデイビッドのいとこ達全員に資料を同封して送った。

手紙を受け取ったリンダ姉妹や従兄弟のダイアン、ビリーたちは、本当に自分達が胃ガンの遺伝子を受け継いでいるのか調べる事にした。そして19人が受けたDNA検査で、11人の従兄弟達に陽性反応が出た。

医師はその11人に、二つの選択肢を提示した。
一つは癌が発症しないことを祈りながら、そのまま経過観察。
もう一つは、癌が発生する前に胃を全摘してしまうということだった。

従弟達が選んだ選択肢は……。
(恐怖の家系 死の遺伝子)


スキルス胃癌とは本来、胃癌の進展様式(広がるときの形態)の一種です。したがって、厳密には胃癌の進行具合とは関係ありませんので、早期癌であってもスキルス形式の進展をするものもあります。

他の胃癌は粘膜から発生し、腫瘤を形成していくのに対し、スキルス胃癌は粘膜下に浸潤していくので、みつけにくいそうです。ただし、世間一般でスキルス癌というとスキルス形態で 進行した進行癌のことを指します。

これは、確かに予後が悪く、手術をしても再発率は非常に高くなっています。再発の形式としては、リンパ節再発、腹膜再発が多く、腹膜再発は癌性腹膜炎となり、治療の効果は非常に低く、癌の末期状態という状態です。

ですから、デイビッドさんは気づいたときには急逝なさってしまった、ということです。

CDH1とは、カドヘリンスーパーファミリーに属する標準的なカドヘリンです。
その突然変異は、胃癌、乳癌、結腸直腸癌、甲状腺癌、および卵巣癌と相関関係があると考えられています。機能の損失が、増殖、浸潤、あるいは転移の増加というかたちで、癌の進行に関与していると考えられます。

11人の選んだ選択肢は、胃の全摘でした。しかも、摘出された胃からは、早期胃癌が発見されたそうです。彼らの勇気ある選択は、正しかったのではないでしょうか。

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