三洋電機は9日、室内の空気がきれいになるサイクロン式掃除機「エアシス」を9月1日に発売すると発表した。アレルギー疾患などで部屋の空気に敏感な消費者を主なターゲットに、年間5万台の販売を目指す。希望小売価格は13万1250円。

排気の速度を従来品の約3分の1にすることで、室内のほこりが舞い上がるのを抑制。床面のほこりは、マイナスイオンと結合させてフィルターでほとんど取り込むため、排気は吸い込んだときよりきれいになるという。掃除機がけの後に10分間、空気を清浄する機能も付け、微粒のほこりをさらに吸い込めるようにした。
(空気もキレイにする掃除機 三洋電機が9月発売)


ハウスダストとは、室内塵のことで、アレルギーを引き起こすいくつかのアレルゲンが混合したものです。ペットなどの動物やヒトの皮屑(フケ)、カビ、ダニ、および細菌などが混ざったものですが、ハウスダストアレルギーと言った場合、その実態の多くがチリダニの仲間の虫体および糞などが細かく崩壊したものに対するアレルギーであることが多いとされています。

多くがダニアレルギーであるといわれています。チリダニは、140種類におよぶといいますが、アレルゲンとして重要なのはコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニ、シワダニなどが多いとされています。

ハウスダストを減らすには、とにかく掃除をこまめにすることが重要であるとされています。粉塵を巻き上げないような方法での掃除が推奨されます。他には、換気をよくすることや、布団はよく干してその後、掃除機で吸い込む(乾燥したあとは、ダニの死がいやフンを掃除機で吸い込む)ことなどが対策としてあげられます。

掃除機は、せっかく吸い込んだホコリを排気で再びまき散らしてしまうことが多いといわれていますが(フィルター効果が高いものもあるようです)、上記の商品が登場したことで、変わっていくのではないでしょうか。

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