乳房縮小手術といえば、テニス選手としてより高い能力を発揮できるように今年7月にバストサイズを縮小したシモーナ・ハレプ選手が有名ですが、最近では女性だけでなく男性でも胸の美容外科手術を受ける人が増えているそうです。

女性ではより大きな乳房を切望し豊胸手術を受ける人も珍しくありませんが、男性では豊かな乳房は恥ずかしいと感じる人も多いようで、イギリスでは男性の乳房縮小手術の件数がここ5年間で10倍以上増加しているそうです。

British Association of Aesthetic Plastic Surgeons(BAAPS:イギリス美容外科医学会)の発表により、2003年には年間わずか23件だった男性の乳房縮小手術の件数が、2008年には323件にも増加したことが明らかになりました。

手術を受けるのは中高年の男性ばかりでなく、10代の少年もいるとのことで、インターネットなどの情報から胸を手術により小さくすることができるということを知る人が増えたことが、手術の件数の増加につながっていると考えられるようです。とはいえ一番多いのはやはり中高年の男性で、元BAAPS会長の形成外科医Douglas McGeorge氏は「50代・60代の男性でいままで人前でTシャツを脱ぐことができなかった、という人々がやってきます」と語っています。

開業医であるMcGeorge氏のもとには10代の少年も手術を受けにやってくるとのことですが、10代の場合には状況によってはイギリスの国民健康保険が適用され無料で手術を受けられることもあるそうです。

「男性に女性ホルモンを投与すれば、胸が大きくなります。二次性徴期にはホルモンが入り交じり、若い男性で乳房が発達する場合もあり、これは成長とともに自然に縮小します」とMcGeorge氏。ただし保険が適用されるためには、乳房の発達が肥満の結果ではなく、不運にも自然に起こった現象だと判断されなければいけません。

なお、手術法と価格はケースバイケースとのことで、脂肪吸引により対応できる場合もあれば、組織を切除する必要がある場合もあるそうです。

乳房縮小術とは


乳房縮小術とは、乳房肥大症、あるいは乳房切除後の乳房形成術を行う際に大きすぎる対側乳房を手術的に小さくして理想的な大きさと形に形成する手術を指します。また、下垂した乳房を矯正する手術の一環として行われることもあります。

主立った手術の内容としては、下半分の乳房切除と乳頭・乳輪組織の上方への移動を行います。

具体的には、乳輪に沿って皮膚切開を加え、周囲の皮下剥離を行い、乳頭および乳輪を乳頭下部の乳腺組織とともに乳房上部の適当な位置に移動させ、下部の過剰乳腺を切除します。代表的な手術法としてストレームベック(Strombeck)法およびマッキソック(McKissock)法などがあります。

ちなみに、乳房下垂といって、出産、肥満、老化などに伴い乳房が弛緩、乳房組織が下垂して乳頭が乳房下溝より下にある状態にある場合、軽度のものは豊胸術もしくは乳腺組織を切除しないで下垂乳房を提挙する乳房固定術を行いますが、高度に下垂している場合は、乳腺組織を切除し乳房を小さくして、乳頭・乳輪を挙上する乳房縮小術が必要となります。

こうした手術を受けるようですが、上記のようなケースでは女性化乳房という状態であると考えられます。

女性化乳房とは


女性化乳房とは、以下のようなものがあります。続きを読む