お医者になるのは、大変ですね

医学関連ニュースサイト

本当は怖い家庭の医学ザ!世界仰天ニュース(TV)/一般有名人の症例集生活の中の医学

宮崎駿

倉本聰、日本禁煙学会の「風立ちぬ」への指摘を批判

本家の倉本聰氏(78)が31日、都内で、愛煙家シンポジウム「たばこはそんなに悪いのですか?」に出席し、NPO法人「日本禁煙学会」(東京)をばっさりと切り捨てた。

風立ちぬ
フィルムコミック 風立ちぬ(上) (アニメージュコミックス) (アニメージュコミックススペシャル フィルムコミック)

同学会が今年8月にスタジオジブリ・宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」に喫煙シーンが多いと問題視したことに、倉本氏は「時代劇は刀を差しているから、けしからんと言っているのと同じ。ガキが言っていることに反論することはない」とこき下ろした。
(倉本聰氏「日本禁煙学会」を痛烈批判)

宮崎駿さんは、「アニメは子供のためのものだ」というポリシーがあるとのことです。だからこそ、子供も好きなアニメーション作品として、親しまれているのだと思います。子供に対する影響、「これから喫煙するかもしれない」という人々に対しての影響。そのようなことは考えてしかるべきではなかったか、と思われます。

もちろん、出てくる大人や子供などのキャラクターが、全て模範的な行動を行っているようであると、ストーリーの面白味がなくなってしまうため、そのような批判は的外れにも思いますが、一方で、あまりにも多い喫煙シーンは、本当に必要だったのか、と思わざるを得ません。

そもそも、堀越二郎は本当に、喫煙者じゃなければならなかったのでしょうか。少なくとも、映画を拝見させていただいた中で、そのような必然性は感じませんでした。特に批判される、結核患者の妻の隣で、喫煙しているシーンは、「寝ている妻を起こしてはいけないから」という理由で、別室に行こうとしている二郎を妻が止める、といった表現でもいいのではないか、と思います。続きを読む

宮崎駿監督、狭心症で通院中と報じられる

先月、長編アニメ製作から引退した宮崎駿監督(72)が心臓病で通院していると、22日発売の女性週刊誌「女性自身」が報じている。

風の谷のナウシカ
風の谷のナウシカ [Blu-ray]

同誌は、今月17日に都内の循環器専門病院に通う宮崎監督の姿を撮影。9月中旬も同病院で診察を受けたとしている。また、監督は2年前から心臓疾患を抱え、散歩中にうずくまるなど、狭心症の疑いが強いという関係者談も掲載している。

所属事務所のスタジオジブリは、サンケイスポーツの取材に「プライベートなことですので、一切お答えすることはありません」としている。
(宮崎駿監督が心臓病で通院…女性自身報じる)

狭心症とは


狭心症とは、心臓の筋肉(心筋)が一過性に血液が行き渡らない状態(虚血)に陥るために生じる、胸の不快感(狭心痛)を主症状とする病期です。

原因としては、心臓を栄養している血管である冠動脈の粥状硬化(動脈硬化など)などによる冠血流の減少することが、主なものです。こうした動脈硬化などを引き起こす原因として、喫煙や高血圧症、高脂血症などがあげられます。宮崎駿さんは、ヘビースモーカーとして知られており、やはり大きな原因となりうると思われます。

狭心症の症状としては、一般的には胸部が押さえつけられる感じ(圧迫感)や締め付けられる感じ(絞扼感)を伴った、数分〜数十分続く胸痛であり、ときに左肩へ痛みが波及することもあり、冷や汗や吐き気などを伴います。

ただ、実際の臨床の場では非典型的なものも多数存在します。具体的には、上腹部痛やのどの痛み・胸やけで発症することもあり、消化器科を受診する場合や、胸の痛みに乏しく、背中の痛みや顎の張る感じ、または左肩の凝りが主体で整形外科を受診する場合などもあります。

多くの場合症状は一過性ですが、心不全を伴うような重症例(多枝冠動脈病変に伴う)では、喘鳴を伴う呼吸困難、起座呼吸が出現(心臓喘息)することもあります。続きを読む
ブログ内検索
スポンサードリンク
Archives
本サイトについて
2006年02月27日より運営している医学系ニュースサイトです。
当初はレポートの掲載や医師国家試験の問題解説を行っていましたが、そちらは『医学生のレポートやっつけサイト』に移行しており、こちらは医学ニュースを取り扱うこととなりました。
国内の3大疾病である癌、脳卒中、心筋梗塞から稀な難病、最新の治験・治療法など、学んだことを記していきたいと思います。時には微笑ましいニュースから、社会的な関心事となっている医学の問題、感動的な闘病記など、幅広く取り扱っていきたいと思います。ブログパーツ
記事まとめ一覧