7日、タレントのさかなクンが尿管結石治療のため、休養することが明らかになった。6日に入院し、現在治療中だという。
さかなクンの水族館ガイド (このお魚はここでウォッチ!)
オフィシャルサイトによると、さかなクンは6日夕方に急激な腹痛のため入院し、尿管結石と診断された。現在は治療中であり、復帰日時については未定であるものの、一両日中に退院し数日内で回復する見込み。

さかなクンはタレント、魚類学者、イラストレーターとして活動中。東京海洋大学客員准教授も務めている。今回の休養に伴い、講演会や番組出演をキャンセルすることになったことについても同サイトで謝罪している。
(さかなクン、尿管結石で休養へ 現在入院中)

尿管結石とは


尿路結石とは、その名の通り、「尿路(腎、尿管、膀胱、尿道)に結石のある状態」を指します。ちなみに、腎・尿管結石を上部尿路結石、膀胱・尿道結石を下部尿路結石と呼び、分ける場合もあります(95%が上部尿路結石、5%が下部尿路結石といわれています)。

生涯罹患率は10人に1人程度といわれ、増加しつつあるようです。5年再発率は約40%であり、繰り返しやすいのも特徴です。20〜50歳代が大半を占め、男女比は 2〜3:1です(下部尿路結石では、6:1と圧倒的に男性に多い)。

結石の種類としては、シュウ酸カルシウム結石のほか、シスチン結石や尿酸結石(両者ともX線透過性)、尿路感染で形成されやすいリン酸マグネシウムアンモニウム結石、リン酸カルシウム結石(遠位型尿細管性アシドーシスの存在を疑う)などがあります。

原因としては、上記のような生活習慣や基礎疾患の存在(原発性上皮小体機能亢進症、ビタミンD中毒、長期臥床、クッシング症候群など)があります。また、尿酸結石などの場合、高尿酸尿症、痛風、白血病などが原因となります。

特に、膀胱結石の場合、前立腺肥大症、前立腺癌、膀胱頸部硬化症、尿道狭窄などの排尿障害を来す男子高齢患者に多く認められ、残尿と感染が結石形成の大きな要因となります。

膀胱憩室、神経因性膀胱、カテーテル長期留置などで引き起こされた尿路感染症では、リン酸マグネシウムアンモニウム結石を形成します。上記のケースでは、脊髄損傷による排尿障害が原委任となっていたようです。

症状は排尿時痛、血尿、排尿障害などがあります。膀胱結石の内尿道口閉塞や尿道結石では、尿閉となります。診断は超音波検査、KUB(腹部単純撮影)、尿道膀胱鏡で行います。

疼痛、血尿、結石自排が3主徴であるといわれています。
まず、疝痛発作といって、結石が腎盂や尿管に嵌頓して尿流を遮断すると、腎部に激しい痛みをきたします。鼠径部から陰嚢に放散します(背部痛をきたすこともあります)。悪心・嘔吐、冷汗などの症状を伴うこともあります。下部尿管結石でも腎部に疼痛を感じ、嵌頓しない限り疼痛はありません。肋骨脊柱角(costovertebral angle; CVA)叩打痛(CVA tenderness; CVAT)がみられることもあります。

血尿もみられ、肉眼的または顕微鏡的血尿がみられます。感染結石では膿尿、細菌尿、となり尿pHも重要です。腹部超音波断層法(エコー)も行われ、結石は高エコーで音響効果を伴います。水腎症を伴うことが多いです。

静脈性尿路造影では、結石陰影と尿流停滞、水腎症がみられます。X線陰性結石では陰影欠損となります。血液尿生化学検査では、血清Ca、尿酸、1日尿Ca、P(リン)、シュウ酸、尿酸、クエン酸排泄量などで成因を検討します。

鑑別診断として、尿路の陰影欠損は尿酸結石と尿路上皮癌の鑑別を要します。エコーまたはCTが有用である(尿酸結石はCTで白い)と考えられます。

尿管結石の治療


尿管結石の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む