女優・田中好子(54)が急性腸炎のため入院していることが17日、わかった。所属事務所によると、16日に腹痛を訴え、病院で急性腸炎と診断され入院した。

症状は軽く、現在は点滴などの治療を受けているという。田中は大事をとり、この日行われたNHKの主演ドラマ「てのひらのメモ」(総合、10月23日後9・00)の会見を欠席。週明けには退院し、仕事復帰するという。
(田中好子ダウン…急性腸炎で入院)

急性腸炎とは


一般的に腸炎は、病気の経過により急性腸炎と慢性腸炎とに分けられます。急性腸炎は、臨床的には下痢、悪心・嘔吐、腹痛などの症候を呈し、1〜2週の急性の経過をとるものを指します(病理学的には腸管の急性炎症性変化に対して使用される)。

急性腸炎の原因としては、急性細菌性感染(細菌性食中毒に代表される)やウイルス性感染、食品、抗生物質などがあります。食品による集団発生では、サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌の頻度が高いです。

最も頻度の高いサルモネラは、ニワトリ、ウシ、ブタなどの食肉が原因となります。腸炎ビブリオは生の魚介類を摂取で起こり、7〜9月の夏に多い食中毒です。カンピロバクター腸炎は主に鶏肉が原因となります。

非感染性腸炎では薬物、寒冷刺激、神経性、アレルギー性、暴飲暴食によるものなどがあります。

薬物性腸炎では、薬物によって腸内細菌叢の変化や腸粘膜に炎症、びらん、潰瘍を生じたり虚血を起こすため、下痢や下血をきたします。原因となる薬物は非ステロイド性抗炎症薬や抗菌薬などがあります。

非感染性のものでアレルギー性腸炎は小児に多く、特定の食物を摂取した場合に過敏性症状を呈します。症状としては下痢、嘔吐、腹痛が一般的です。

治療や診断としては、以下のようなものがあります。続きを読む