元プロレスラーの星野勘太郎(本名・建夫)さんが、25日に肺炎のため入院先の病院で亡くなった。67歳だった。元所属先の新日本プロレスが27日に発表した。この日、近親者のみで告別式が執り行われた。後日、新日本が主催し、お別れの会を行う予定。

星野さんは1961年、日本プロレスでデビュー。67年に、山本小鉄さんとともに渡米し「ヤマハ・ブラザーズ」の名で米マット界で活躍した。

長年糖尿病を患っており、昨年2月には脳こうそくで倒れて入院。関係者によれば、病気の影響で言語障害などが残り、リハビリに励んでいたという。
(星野勘太郎さん死去 山本小鉄さんと「ヤマハ・ブラザーズ」で活躍)

肺炎とは


肺炎とは、肺胞や肺間質に生ずる炎症のことを指します。原因は種々の微生物や化学物質、物理的、免疫学的要因など、さまざまなものがあります。一般的には肺の急性感染症として理解されています(つまり、ウィルスや細菌などが原因となっています)。

また、間質(肺胞壁)を病変の主座とする炎症性疾患を「間質性肺炎」と言います。こちらは一般的にいう「肺炎」とは、異なっています。

日本人の死亡率の第4位を占める疾患は肺炎であり、85歳以上の高齢者では肺炎が死亡率の第2位となり、治療薬として優れた抗菌薬を用いても高齢化社会が進むわが国では大きな問題となっています。

罹患場所によって市中肺炎(普通の生活のなかで発症した肺炎)や院内肺炎(病院で治療中の患者、他の疾患を持つ患者に発症した肺炎)と分けたり、他にも感染した細菌やウィルスなどで分類したりします。

起炎微生物の種類としては肺炎球菌とレジオネラの2菌種が重症肺炎の原因菌となり、注意する必要があります。

市中肺炎で最も頻度の多い原因は、肺炎球菌です。特に、ウイルス感染や喫煙で気道の線毛運動によるクリアランス機構(細菌を排除する機能)が障害されると、細気管支や肺胞腔内に吸入されて、肺炎が起こってしまいます。

一方、院内肺炎は何らかの基礎疾患をもち入院中の患者に合併する肺炎で、入院後48時間以降に発症したものと定義されます。

市中肺炎と異なり、すべての患者が何らかの基礎疾患をもち、そのために易感染状態にある可能性が高いです。また、治療や検査に伴うさまざまな医療行為による感染防御機能の低下もしばしばみられるので、自らの生体常在菌や病院環境に特有の弱毒性耐性菌がその原因菌となることも少なくないです。

頻度の高い原因菌としては、MRSAを中心とする黄色ブドウ球菌、あるいは緑膿菌、肺炎桿菌、大腸菌などのグラム陰性桿菌群などであり、市中肺炎と同様の肺炎球菌や嫌気性菌群も重要な原因菌となります。

また、経気道的に侵入した病原微生物が肺葉全体に炎症を起こしたものを大葉性肺炎、気管支と連続した肺胞にのみ炎症がみられるものを気管支肺炎と呼ぶこともあります。

治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む