上方落語家の月亭八方(65)が14日、大阪市内でトークショーを行い、先週、人生で初めて受けた人間ドックで、大腸にポリープ6個が見つかったことを明かした。また、心臓に異常があることも判明。医師からは「突然死の兆候が見られる不整脈」と診断されたそうで、来月1日に再入院し、心電図を24時間記録する機器を体内に埋め込む手術を受けるという。さりとて、落語家 (ヨシモトブックス)

八方は14日、初の自伝「さりとて、落語家」の刊行を記念したトークショーを開催。笑顔を交えながら、心臓に異常が見つかったこと、大腸ポリープについて明かした。ポリープは検査と同時に除去され、15日に良性か悪性か、判明するという。

人生初の人間ドックは、息子で落語家の月亭八光(35)が、八方の65歳の誕生日にプレゼント。費用は八光が全て負担し、1泊2日の検査を勧められた。「ちょっと聞いたら親孝行かなぁ、思いますやん。でもそれやったら、マンションの頭金やら、貸した金返せって思い直した」と笑わせた。検査では、ポリープのほか心電図で不整脈も見つかった。

医師には「突然死する兆候が見られる(不整脈)」「ほおっておいたらいけませんよ」と危険なサインであることを忠告された八方。それでも「近いうちに突然死するかもしれませんから、今日のサインは貴重になるかも」と自らの病もネタにし、会場を沸かせた。

八方によると、5月1日に再入院し、心電図を24時間記録する機器を体内に埋め込む手術を受ける。これは「植え込み型心電計」と言われるもので、心電図を最大3年間モニターし、監視できる。埋め込みむものはおよそ消しゴムサイズで、手術で皮膚の下に埋め込み、皮膚の切開は2センチ程度で済むと言われている。
(月亭八方、大腸にポリープ6個、心臓にも異常…「突然死の兆候」と忠告される)

植え込み型心電計とは


2008年、メドトロニック社による「Reveal DX」が販売されるようになり、国内で初めて植込み型心電用データレコーダが導入されました。

失神を検査する手段としては従来、ホルター心電計(24時間、心電図を記録できます)や体外式心電計などがありましたが、それでも原因が特定できないケースがありました。というのも、ホルター心電計や体外型ループレコーダーでは検査時間が短く(ホルター心電計:24 時間、体外型ループレコーダー:1 ヶ月)、測定している間は患者さんの日常生活に制限がかかること、また失神はいつ起こるか判らないことが原因を特定できない理由となっていました。

植込み型心電用データレコーダ「Reveal DX」は胸部皮下に挿入し、最長3年間のモニタを可能にしていることから、ホルター心電計や体外型ループレコーダーでは不可能であった長期間に検査できるため、原因不明の失神に対して高精度の心電図診断を実現し、失神の原因が不整脈由来かどうかを医師が的確に特定するための手助けとなります。続きを読む