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脂肪吸引

脂肪吸引などの整形手術を受けていた−TKO木下さん

2009年11月02日放送の「やりすぎコージー」にて、TKOの木下隆行が肉体改造を行っていることを明らかにしていた。肉体改造といっても、ボディビルなどではなく、整形手術に頼ったものだという。

この日のテーマは「芸能人の思い込み健康法」と題されており、カンニング竹山が「酔った次の日は10Km走り込み、熱湯風呂で汗を流す」や、勝俣州和の「毎朝、冷水を浴びて絶叫する」といった方法が紹介されていた。

これらに対して、木下はまず「前歯が小さいのが気になっていた。だから、歯を差し歯にして大きくした」や「歯肉の色が悪かったので、薬剤でピンクにした」といったことを明らかにしていた。

さらに、そこから以下のような『努力』をしていることを明らかにしていた。
「実は…脂肪吸引したんです。腹が出ているのが気になって。それで、脂肪吸引することにしたんです」と話し出した。さらに、「吸引したのは、牛乳パック3箱分(3L)だった」と明かした。

「脂肪吸引を決めて、その日の内に病院に連絡したらその翌日に手術をすることになった。だから、すぐ次の日ですよね。でも…手術の翌日にロケが入っていることをすっかり忘れていたんです。そのロケは『堂本剛の正直しんどい』だったんですけど、もの凄いしんどかったです」と明らかにしていた。

「運動したりして痩せればいいって言われるかもしれませんけど、『え〜…運動?』ってなるじゃないですか。だから手術したんです」と話していた。

さらに、「次は、顔に汗をかかなくなる手術を受けたい」と語っていた。
(TKO木下 「脂肪吸引手術を受けていた」)

脂肪吸引とは


脂肪切除術(脱脂術)とは、局所的に蓄積した皮下脂肪過多症に対しこれを手術的に減量し、体型の改善を図る手術をいいます。

脂肪切除術には、皮膚に切開を加え余剰皮膚も合わせて切除する切開法(主に腹部に適応)と、小切開からカニューレを挿入して皮下脂肪を吸引する脂肪吸引法(腹部、腰殿部、下肢、時には顔面、頸部、上腕に適応)に分けられます。

脂肪吸引は、吸引脱脂術とも呼ばれます。皮膚小切開より細い吸引管(カニューレ)を挿入して皮下脂肪を吸引する方法です。

切開法に比べ、術後瘢痕が目立たないという利点があり、主として腹部、腰殿部、下肢、時には顔面、頸部や上腕にも適応されます。

具体的な方法としては、以下のようなものがあります。続きを読む

脂肪吸引手術を受けた女性 路上に放置される

19日午後0時50分ごろ、東京都豊島区池袋の路上で女性が腹から血を流しているのを通行人が見つけ、119番通報した。女性は右脇腹に約1センチの切り傷を負っていたが命に別条はなく、そのまま収容先の病院からいなくなった。女性は中国籍で医師らに「脂肪吸引を受け、けがを負った」と説明。警視庁池袋署は女性が無許可の病院で脂肪吸引を受けた可能性もあるとみて、傷害や医師法違反の疑いで捜査を始めた。
 
調べでは、女性は脂肪吸引を受けたとされるビルの近くで倒れていた。目撃者らによると、女性は別の女性3人に抱えられながら現場まで歩いてきたという。しかし池袋署員が駆けつけた際、3人は現場から逃走、ビルにも、だれもいなくなっていた。
(路上で女性出血「脂肪吸引で…」 中国人の無許可病院か)


脂肪吸引とは、その名の通り、皮下脂肪を細い吸引管で吸引して取り除く手術方法とのことです。表層に近い部分ではなく、筋肉に近い脂肪を除去することで、デコボコになってしまうことを防ぐそうです。

現在、主流となっているのはチューメセント法で、最も安全性と有効性が高いとされています。これは、生理食塩水に血管収縮剤(エピネフリンなど)、pH調整剤、局所麻酔薬(リドカインなど)が配合されたチューメセント液を吸引前に注入し、その後に脂肪吸引を行う方法で、最も一般的とのこと。

水溶液で脂肪の層をふやかし厚くすると、相対的に細い吸引管で吸引したのと同じになると伴に、なめらかに吸引出来るようになるそうです。さらに、血管を傷つける恐れが減るので、出血も抑えられるとのこと。

吸引する方法としては、超音波脂肪吸引法などが併用されているそうです。
超音波脂肪吸引法の体内法では、超音波で脂肪組織を吸引しやすくしながら、吸い出していく方法のようです。

テレビなどで報じられている様子を見ると、一見、簡単そうにみえてしまいますが、実は多くの症例をこなさないと、難しい手術だそうです。というのも、どこに多く脂肪があるのか、手探りで感覚によって吸引していかなければならない、とのこと。職人的な技術を要します。

おそらく、素人が無許可で行った手術であると思われます。しかも、出血している女性を路上に放置するなど、危険極まりありません。こういった「闇」手術による犠牲者が、これ以上出ないことが望まれます。

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