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開業医の初診・再診料引き下げ検討 厚労省方針

厚生労働省は病院の勤務医に比べて高く設定されている開業医の初診・再診料などを2008年度から引き下げる方針を固めた。あわせて開業医の時間外診療や往診などの報酬引き上げを検討。開業医の収益源を見直して夜間診療などへの取り組みを促し、医療現場や医療サービスでの担い手不足解消につなげる。勤務医に集中する負担を軽減し、待遇差の縮小で医師の開業医シフトにも歯止めをかける。
 
7月から中央社会保険医療協議会で引き下げの検討を始め、来年初めまでに下げ幅を決める。
(開業医の初診・再診料引き下げ検討・厚労省方針)


開業医の初診・再診料引き下げおよび開業医の時間外診療や往診などの報酬引き上げによって、果たして本当に勤務医の負担は減るのでしょうか。

中核〜大病院では複数の医師が交代で夜間や当直を行うのに比べて、開業医ではほとんど一人で対応しなければならないという事態にあるのではないでしょうか。その負担は、周囲に診療科が少ない所では、余計にのし掛かってくるのであると思われます。

「今日は疲れたから…」と断るわけにもいかず、時間が診療を認めたら延々と労働時間が増えるという事態に陥らないでしょうか。結果、「時間外診療は無理」ということになり、診療費引き下げで経営が難しくなって病院を畳む、ということになれば余計に医師不足に陥るということも考えられます。

こうした改革案が果たして認められるのかも怪しいですが、今後も注目したいと思います。

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厚生労働省は17日、医療構造改革に関する同省案を公表した。
高齢化社会にふさわしい医療を実現するため、「かかりつけ医」を核に、地域の複数の開業医をチーム化し、患者を交代で診察して24時間の在宅医療を実現することが柱だ。地域の在宅医療を充実させることで、大病院などは、症状の軽い一般外来を受け付けず、原則として入院治療や専門的な外来のみ対応する体制作りを目指す。

厚労省案は、「医療構造改革推進本部」(本部長・柳沢厚労相)がとりまとめたもので、17日に省内で開かれた都道府県担当者向け説明会で示された。2008年度から都道府県単位でスタートする医療費適正化計画(5か年計画)などを通じ、具体化を目指す方針だ。

厚労省案では、開業医のチーム医療について、「車で30分以内」の圏内で作ることを想定している。チームの中核となるのが、「在宅主治医」と呼ばれるかかりつけ医で、近隣の複数の開業医と連携し、患者情報を共有し、自分が休日であっても別の医師が患者を診察できるようにする。

主治医は、地域の病院とも連携をとり、患者の容体が急変した場合の入院にも備えるほか、ケアマネジャーとも連携し、認知症などを併発するケースが多い高齢者に介護サービスを含めた総合的なケアを進めるとしている。

同省によると、04年末現在で、病院の勤務医は約16万4000人、開業医は約9万3000人。だが、勤務医は当直明けの通常勤務など、週平均で約63時間(休憩含む)と、慢性的な長時間労働を強いられており、病院を辞めて、開業医に転身するケースが増加しているとされる。

24時間の在宅医療が機能すれば、大病院にかかる患者が減り、勤務の負担軽減にもつながると期待されている。また、入院などに比べ費用の安い在宅医療が普及すれば、医療費の増加を抑制する効果もあるとされる。

厚労省は、08年度の診療報酬改定を議論する中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で、開業医の休日や夜間勤務の診療報酬を手厚くし、平日の初診料や再診料などを引き下げる改定の了承を得たい考えだが、日本医師会などの強い反発が予想される。
(開業医をチーム化、24時間在宅医療…医療改革で厚労省案)


ホームドクターの「デリバリーサービス」といったシステムでしょうか。
今後の高齢化や医師不足を見据えた画期的な制度化でしょう。

宿直をしている全国の病院勤務医のうち、約9割が翌日も通常と同じように勤務せざるを得ない状況となっており、約6割は月3回以上の宿直をこなしていることが、社団法人日本病院会のアンケートで分かっているような状況です。

勤務医の負担を減らすためにも、開業医の先生方によるチームが機能することは非常に有意義なことであると思われます。

ですが、「開業医の休日や夜間勤務の診療報酬を手厚くし、平日の初診料や再診料などを引き下げる」ということは非常に大きな反発をされそうです。制度化に向け、厚労省と医師会がどうにか折り合いを付け、システム化がされれば、と思われます。

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