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高脂血症

高脂血症、ピロリ菌陽性であることを告白−出川哲朗さん

お笑いタレントの出川哲朗(45)の体がとんでもないことになっていることを、自身のブログに書いている。

人間ドックに行った結果があまりにも酷かったのだ。
・中性脂肪:E
・コレステロール:E
・ガンマGTP:E
・結石発見

ここで言う「E」とは「治療が必要と判断される異常が認められます」というレベルのダメージ。さらに、出川の体内にはとんでもない数のピロリ菌がいるとのことだ。

だが、出川は「デガチャンマンは大好物のコーラとマヨネーズがやめられない正義のヒーローが、成人病だっていいじゃないか頑張れ! デガチャンマン 成人病のヒーロー! デガチャンマン」と開き直っている。

そんな出川の態度に対し、コメント欄では「そんなにやばいんですか?! 元気な出川さんが大好きなので体は大事にしてくださいっ」「俺、てっちゃんの事好きだから、お願いだから長生きして~」「いやいやいや…しっかり治しましょうよ(苦笑)俺らは病気になった出川さん見たくないですから。それに、ピロリ菌は笑い事ではないですよ。ほんとにコワいんですから。治せるものはしっかり治しましょう!」と出川のことを心配するコメントが続々と寄せられている。
(出川哲朗 体内にとんでもない数のピロリ菌がいた)

高脂血症とは


高脂血症とは、空腹時の血清中の総コレステロール濃度が 220 mg/dl以上(LDL-コレステロール濃度が 140 mg/dl以上)、中性脂肪濃度が150 mg/dl以上の状態をいいます。高脂血症は、家族性あるいは特発性に発症する原発性と、基礎疾患がありそれに随伴して発症する二次性とに分類されます。

高コレステロール血症とは、血中のコレステロール値が増加する状態を指します。空腹時の総コレステロール(TC)値が220mg/dL以上、LDLコレステロール(LDL-C)値が140mg/dL以上の場合を指します。

LDLコレステロールはいわゆる「悪玉コレステロール」、HDLコレステロールは「善玉コレステロール」といわれ、前者はその値が高いと問題となり、後者は少ないことが問題となります。現在、HDLはコレステロールの逆転送にかかわると考えられており、低HDL血症は粥状動脈硬化のリスクファクターの一つとされています。

高コレステロール血症は、20歳以降に加齢に伴い徐々に増加していきます。特に女性では、更年期を機に急速に増加する傾向にあります。

総コレステロール値は、LDL、HDL、VLDL中のコレステリルエステルの総和となっています。つまり、総コレステロール値が基準範囲内であっても、LDLの値が高い(その際、HDLが少ない状態であるとも考えられる)、という状態も考えられ、注意が必要となります。

高コレステロール血症は、それ単体では自覚症状を伴いません。ですが、高HDLコレステロール血症以外の高コレステロール血症は、虚血性心疾患や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症といった動脈硬化性疾患の最も重要なリスクファクターであると考えられています。

そのため、これら疾患の予防または再発予防のために、高コレステロール血症の治療を行うことは非常に重要です。

一方、高トリグリセリド(中性脂肪)血症は、高コレステロール血症に比べると冠動脈疾患などの危険因子としての重要性は低いものとの評価がなされがちでありましたが、いくつかの大規模臨床試験の結果から、高トリグリセリド血症は明らかに冠動脈疾患の独立した危険因子であり、特に糖尿病では積極的な薬物療法により冠動脈疾患の発症・進展が予防されるとされています。

また、血清トリグリセリド値が2,000mg/dLに達すると、急性膵炎のリスクが急激に増加するため、注意が必要です。

さらに、高トリグリセリド血症では、RLP-Cに代表されるレムナント分画やsmall、dense LDLなどの動脈硬化惹起性リポ蛋白の増加、低HDLコレステロール血症、高血圧や耐糖能異常を合併し、いわゆるメタボリックシンドロームを呈することが多く、このことが冠危険因子としての高トリグリセリド血症の重要性を支持するものとなります。

高脂血症の治療


高脂血症の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む

早起きするには、「高脂血症の治療薬」で?

高脂血症の治療薬「フィブレート製剤」に、睡眠のリズムなどを刻む「体内時計」を調節する働きがあることを、産業技術総合研究所生物時計研究グループ(茨城県つくば市)などの研究チームが突き止めた。

睡眠障害を持つマウスにこの薬を飲ませたところ、いつもより早起きし、正常マウスと同じように活動することがわかった。研究チームは今後、この治療薬を飲んでいる患者に早起きの傾向があるか調べ、睡眠障害の治療薬の開発につなげていきたいとしている。

研究チームは、この薬を飲む時間帯と効き方との関係をマウスを使って調べた際、薬を飲むマウスが早起きになっていることに気付いた。薬を含むエサを食べたマウスは3時間ほど活動する時間帯が早くなり、起きる時間が遅くなる「睡眠相後退症候群」の症状を持つマウスに与えたところ、症状が改善したという。

この薬が体内時計を調節する仕組みは不明だが、同研究グループの大石勝隆・主任研究員は「時差ぼけの改善などにも効果が期待できる」としている。
(高脂血症の治療薬で早起き?睡眠障害治療薬の開発に期待)


睡眠障害とは、入眠、睡眠に何らかの異常のある状態を指します。

大きくわけて、4つに分類され、
1)睡眠異常:睡眠自体が疾患であるものを指す。不眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群、睡眠相後退症候群など。

2)睡眠時随伴症:睡眠中に見られる異常な行動。夜驚症、夜尿症、催眠麻痺など。

3)内科・精神科的睡眠障害:精神病や不安障害、うつ病などに伴う不眠や過眠。

4)その他:未だ分類が正確になされていない、短時間睡眠者や長時間睡眠者など。

となっています。今までは、睡眠薬やブライトライトによる光療法などが用いられていましたが、今回のような薬があれば、入院治療などではなく、外来でも手軽に治療できそうです。睡眠障害に悩む人は多いようですので、早めに使用できるようになれば、と期待です。

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「高脂血症」→「脂質異常症」に名前変更

日本動脈硬化学会は25日、心筋梗塞の引き金になるとされるコレステロール・中性脂肪値の異常を診断する新しい指針を公表した。総コレステロール値を診断の基準にするのはやめ、「悪玉」とされるLDLコレステロール値などで診断するのが柱。病名は「高脂血症」から「脂質異常症」に変更する。

指針の改定は5年ぶり。従来の指針では、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のいずれかが基準より高いか、「善玉」とされるHDLコレステロール値が基準より低い場合を総称して「高脂血症」と呼んできた。しかし、善玉コレステロール値が低い場合も「高脂血症」と呼ぶのは適当でないとして、病名を変えた。

また、総コレステロール値は血清1デシリットルあたり220ミリグラム以上を「異常」としてきたが、これだと善玉コレステロールだけが多い人も治療対象になってしまう可能性があるため、診断基準から除いた。

新指針では、LDLコレステロールが140ミリグラム以上、中性脂肪が150ミリグラム以上、HDLコレステロールが40ミリグラム未満の場合を「脂質異常症」と診断する。
(「高脂血症」あらため「脂質異常症」に 学会が新指針)


高脂血症(HL:Hyperlipidemia)は、血液中に含まれる脂質(中性脂肪やコレステロールなど)が過剰な状態を指します。

高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症といった種類があり、WHOの基準に基づき日本動脈硬化学会が診断基準を定めていますが、それぞれ区分があり、面倒でした。

これらをひっくるめて、
1)LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)≧140mg
2)中性脂肪≧150mg
3)HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)≦40mg
という新基準になりそうです。メタボリックシンドロームなどで、健康に注目が集まる今、新基準が広まって認知されるようになれば、と思われます。

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