ヴァージンアトランティック航空は、誤って飲酒の罪に問われていたパイロットを復職させた。アルコール臭がしたのは低炭水化物ダイエットのせいだったことが、後の調査によって明らかになった。

47歳の男性パイロットがエアバスA340-600機の操縦室でヒースロー空港からニューヨークへ向かう準備をしていたところに、空港職員の情報提供を受けた警察が踏み込んだ。

ヴァージンアトランティック航空は10日、「3月31日に警察の尋問を受けたパイロットが、いかなる違反も犯していなかったことを保証します」との声明を出した。

「パイロットが受けていた食事療法が、呼気による飲酒検知の誤りを引き起こしたとみられます。その後の血液検査では、血中アルコール濃度は飲酒していない状態と同じであることが確認されました」

パイロット (名前は公開されていない) はすぐに業務を再開することができる、とヴァージン社は述べている。
(アルコール臭の原因は……飲酒疑惑のパイロット、復職へ)


炭水化物を非常に低く抑えたダイエット(1日100グラム以下)では、ケトン酸の蓄積(ケトーシス)を引き起こす可能性があります。

体が必要とする量のエネルギーを摂取しないと、体は脂肪を分解し、その過程でケトン酸をつくります。少量であれば、ケトン酸は何の症状も起こさずに腎臓からすみやかに排出されます。

しかし、多量のケトン酸は吐き気、疲労、吐息の悪臭などを引き起こし、脱水によるめまいや電解質バランスが崩れることによる不整脈など、重い症状が生じることもあります。低炭水化物ダイエット(または他の減量ダイエット)をするときには、多量の水を飲んでケトン酸を体外に排出する必要があります。

ケトン臭が原因で「飲んでるのでは?」と思われたようです。
低炭水化物ダイエットも、やりすぎは危険です。ケトン酸の蓄積などにはご注意ください。

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