腎損傷について−江口ともみさんロケ中に右腎損傷−

ＴＢＳは２５日、栃木県那須町のレジャー施設「那須バギーパーク」で同日行われたバラエティー番組「第二週刊アサ（丸秘）ジャーナル」の収録中に、タレントの江口ともみさんが負傷したことを明らかにした。江口さんは右腎損傷で絶対安静の状態という。

同局によると、出演者４人が１人ずつ四輪駆動のバギーでコースを走行中、江口さんがカーブを曲がりきれずに木製のさくに衝突し、転落した。

同局では、スポーツバラエティー番組「新ＳＡＳＵＫＥ」の収録で５人の重軽傷者を出していたことが発覚している。
(ＴＢＳロケで江口ともみさん右腎損傷、絶対安静)

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腎臓は、上腹部の背部で脊椎の両側にあります。腹部前面からかなり深い所にあり、脊椎骨、下部肋骨、および背中の強い筋肉によって保護されています。このように外力が及ばない所にあるので、外傷を受けることはまれです。外傷としては、スポーツや仕事での外傷、そして事故によるものが考えられます。

腎臓は非常に血管の多い臓器です。動脈閉塞や腎静脈血栓症といった腎臓血管障害によって損傷を受けることがあります。損傷を受けると大出血することもあります。外力による腎臓損傷の結果は、腎臓の挫傷となる場合が最も一般的です。これは自然に治ります。一番危険なのは、出血であり、大量出血となることがあり、生命の危険を伴う場合があります。

急性の症状として、血尿、ひどい側腹部痛、腹痛、背部痛、悪心、嘔吐などがあります。

治療の目的は、急性症状の治療と合併症の予防/治療です。たいていの外傷は、自然に治る中程度の傷です。痛みを緩和するのに鎮痛剤を使うこともあります。外傷を受けた腎臓では内出血の危険性があるので、入院と厳重な観察が必要になることもあります。

外傷の約20%は、出血に対応するために緊急の手術が必要です。止血のため腎臓全体の摘出（腎臓摘出術）が必要になる程重篤な出血もあります。手術で出血を抑止するとき、腎臓周辺のドレナージを行うこともあります。

くれぐれも、ゴールデンウィーク中などは、はしゃぎすぎないようにお願いいたします。

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