カルピス株1株に対し味の素株0・95株を割り当てる。味の素は現在、カルピス株約25%を保有する筆頭株主だが、完全子会社にすることで、今後の成長が見込める健康機能性食品・飲料事業を強化する。
海外の投資ファンドが日本企業の買収に向けた動きを活発化させる中、カルピスの買収防衛を図る目的もあるとみられる。カルピス株は9月25日に上場廃止となる。
味の素は、「アミノ酸」などを素材とした食品を中核事業としており、カルピスが強みを持つ「乳酸菌・微生物」に関する技術力と組み合わせ、高品質の健康機能性食品や飲料の開発を進める。
カルピスは、味の素の海外の販売網を使い、アジアなどでの飲料事業の拡大を目指す。さらに両社は物流や原料調達の共同化や管理部門の効率化も進め、コスト削減を図る。
(味の素がカルピスを完全子会社化、健康食品事業を強化)
味の素は、グルタミン酸をはじめ、発酵法によるアミノ酸製造技術は高く、アミノ酸に関しては世界のリーディングカンパニーの地位にあるそうです。医療事業でも、輸液栄養透析分野、消化器病分野:エレンタール(クローン病の栄養治療剤)、生活習慣病分野:ファスティック(糖尿病治療薬)、アテレック(血圧降下薬)、アクトネル(骨粗鬆症用薬)などを作っているそうです。医薬品の箱に「味の素」と書かれていて、実習中にちょっと不思議な感覚に陥ったことを思い出します。
一方カルピスは、健康機能性飲料・食品事業や腸内フローラ研究を通じて、微生物活用技術開発などを行ってきているそうです。
健康食品や医療品分野での、今後の動向が気になります。
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