23日正午ごろ、仙台市太白区の脳神経疾患専門病院「広南病院」で、昼食に配られたお茶を飲んだり、口に含んだ58〜78歳の男女3人の入院患者が吐き気を訴えた。3人は同病院の処置を受けて回復。お茶の入っていたやかんやコップはすぐに回収された。他の2つのやかんのお茶を飲んだ患者は無事だった。県警仙台南署は、お茶に異物が混入された疑いがあるとみて成分の分析を急いでいる。
 
同署によると、お茶は院内の配ぜん室でやかんにパックを入れて沸かしたもの。配ぜん室から受け取った女性看護師がやかんからコップに移して患者に配った。お茶からは異臭がしたという。
(病院のお茶に異物混入か 入院男女3人吐き気)


病院に長らくいると麻痺してきますが、病院は「非日常」の場所であり、入院しているだけでストレスになる、と仰っていた患者さんがいらっしゃいました。そんな患者さん達が安らげたり、検査の合間に日常を取り戻すのが食事や睡眠の時間であるように思います。

そんな大切なものが、「安全でない」とされたとき、さらなるストレスが患者さんにかかるのは目に見えてきます。他に入院されている患者さんも、気が気ではないのではないのでしょうか。

故意にしろ事故にしろ、起こってはならないことです。しっかりと事実関係を把握し、再発防止のための策が講じられることを望みます。

たしかに、考えてみると院内の人の出入りというのは、非常に流動的で、チェックが手薄になりがちではないでしょうか。「部外者」であっても、簡単に「関係者」を装うことや、「家族、見舞客」を装うことができてしまう可能性があります。また、内部の人間であっても「誰が何をやってるのか把握しにくい」ということがある場所であると思われます。

ですが、今後は危機意識や防犯意識をしっかりと持ち、不審者や挙動不審者には声をかけていく、などという職員の意識を変える必要があるのではないでしょうか。

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