電話ボックスの横でオシッコをしていた大学生が、なぜか感電死するというなんとも不可解な事故がおきた。
新聞各紙が伝えたところによると、深夜、泥酔状態の大学生がバイクに乗って電話ボックスに立ち寄り、電話をかけようとしたところオシッコがしたくなり、受話器を持ったまま電話ボックスから出て、草むらの金網に向かって立ちションをしたという。しかし運悪く、なんらかの原因で切断した電線が鉄格子に接触しており、電流が大学生の尿を通って全身に流れてしまったのだ。
これはタイで起きた事故だが、もちろんタイでも飲酒運転は重罪だ。しかも、大学生の遺体が発見されたとき、半裸で電気が通電している状態だっという。周囲の送電を止めてから遺体を運び出したそうだが、立ちションも飲酒運転も犯罪だということを忘れて欲しくないものだ。
(大学生が立ちション中に感電死!)
感電とは、電気回路、電気製品の誤った使用や、漏電、落雷などの要因によって人体に電流が流れ、傷害を受けることです。人体は電気抵抗が低く、特に水に濡れている場合は電流が流れやすいため危険性が高い、とされています。
軽度の場合は一時的な痛みやしびれなどの症状で済むこともあるが、重度の場合は死亡に至ることも多いです。電圧としては、一般に数10V以上が人体に影響を与えるといわれています。
電流としては、1mAが人体に感ずる最小の電流で、それ以上では筋肉の随意運動が不能となります。電流による発熱量が多い場合には、それによる組織の損傷も生じます。人体の器官のうち心臓は特に電流に敏感であり、小電流(50mA程度)でも心臓に電流が流れると心室細動、心停止を起こし致死的になることがあります。
周波数としては、40-150Hzが最も有害とされ、直流や高周波(特に50,000Hz以上)は影響が少ないそうです。ただし放送局のアンテナなどでは、大電力の高周波により感電に至る場合があり、この場合死ぬ事は少ないが失明や火傷が起こってくることがあります。
この大学生は、不運にも亡くなってしまったそうです。それにしても、その金網に子供たちが触ったりしなかったのが、不幸中の幸いだったのではないでしょうか。
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