人口減少に直面しているロシアで、シベリア在住の女性が12番目の子どもとなる女の赤ちゃんを出産したが、この赤ちゃんの体重は7.75キロであることが分かった。地元メディアの報道によると、赤ちゃんの名前はナディアちゃんで、今月17日にアルタイ地方の産婦人科病院で帝王切開によって生まれた。
ナディアちゃんの母親のタチアナ・バラバノバさん(43)は記者に対し、「私たち全員、ただ驚くばかりだった。父親は何と言ったかというと、言葉にもならず、まばたきしてそこに立ち尽くしているだけだった」と語った。
ナディアちゃんのほかに、8人の娘と3人の息子がいるバラバノバさんだが、これらの子どもは皆、出生時の体重が5キロ以上だったという。
ギネス世界記録には、10.2キロという1955年にイタリアで生まれた男の赤ちゃんの体重が登録されている。1879年には米国で10.8キロの男の子が誕生したが、11時間後に死亡した。世界保健機構(WHO)のデータによると、健康な新生児の平均体重は約3.2キロ。
(シベリアの女性が出産した12番目の子供、体重は7.75キロ)
巨大児とは、外表奇形などの肉眼的異常がなく、出生体重が4,000g以上である新生児を指します。一般に、糖尿病などの血糖コントロールが不良な母体から出生した新生児は、巨大児になる傾向があるとされていますが、実際には巨大児のなかで糖尿病母体児が占める割合は2割以下とのことです。
巨大児の原因としては、遺伝因子および子宮内環境によるものがあります。
遺伝因子による巨大児は、正常な子宮内環境下で発育しており、胎児は大きい以外に異常を認めません。
一方、子宮内環境の異常、すなわち血糖コントロールの不良な母胎で育った胎児は、臓器の腫大を特徴とし、心臓、肝臓、肺、副腎、脾臓などの腫大が認められます。これは、母体が高血糖のため胎盤を通して多量のブドウ糖が胎児に移行し、インスリンが過剰に分泌されるためです。
両者とも、いわゆる肩甲難産とよばれる肩の部分が嵌ってしまい、難産となってしまう可能性があります。そのため、上記のニュースでは帝王切開を行ったと思われます。
どうして、この女の子だけが大きかったのか分かりませんが、無事に生まれたようで喜ばしいことです。今後、すくすくと育っていって欲しいものです。
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ギネス世界記録には、10.2キロという1955年にイタリアで生まれた男の赤ちゃんの体重が登録されている。1879年には米国で10.8キロの男の子が誕生したが、11時間後に死亡した。世界保健機構(WHO)のデータによると、健康な新生児の平均体重は約3.2キロ。
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巨大児の原因としては、遺伝因子および子宮内環境によるものがあります。
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一方、子宮内環境の異常、すなわち血糖コントロールの不良な母胎で育った胎児は、臓器の腫大を特徴とし、心臓、肝臓、肺、副腎、脾臓などの腫大が認められます。これは、母体が高血糖のため胎盤を通して多量のブドウ糖が胎児に移行し、インスリンが過剰に分泌されるためです。
両者とも、いわゆる肩甲難産とよばれる肩の部分が嵌ってしまい、難産となってしまう可能性があります。そのため、上記のニュースでは帝王切開を行ったと思われます。
どうして、この女の子だけが大きかったのか分かりませんが、無事に生まれたようで喜ばしいことです。今後、すくすくと育っていって欲しいものです。
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