交際相手の浮気を疑い、キスの際に殺そ剤を飲ませて死亡させた中国人の女が、死刑判決を受けた。27日付のシャンハイ・デーリー紙が伝えた。
同紙によると、河南省出身のこの女は、長い間交際していた男性に殺そ剤を入れたカプセルを口移しし、それを飲み込んだ男性はその後死亡した。
カップルは「浮気をした方は死ななければならない」ことにしていたといい、女は、男性がほかの女性と「話をしていた」ため、約束を破ったと考えたという。
(キスの際に毒を口移しし男性殺害、中国人の女に死刑判決)
殺鼠剤とは、ネズミを駆除する目的で作られた薬剤です。通常は毒餌の形で投与しますが、ほかに、粉剤を巣に吹き込んで全滅させる方法などがあります。
一度の食餌で殺傷させる急性毒剤と、数度の食餌に分けて殺傷させる累積毒剤に大別されます。前者の急性毒剤は、ペットや子供などが誤食して被害が出るなどの問題となったことから、現在ではほとんど用いられていません。後者の累積毒剤は、数度に分けて継続的に摂取させる必要がありますが、誤食に対する安全性が高いため、一般的に利用されています。
急性毒剤としては、黄燐(猫いらずとして有名)、リン化亜鉛、ノルボルマイド、シリロシド、タリウム、硫酸タリウム、α-ナフチルチオウレアなどが代表的です。一方、後者はクマリン系のクマテトラリル、フマリン、ワルファリンなどが代表的です。
口移しとは…何とも恐ろしい。どの薬剤を用いたのかは分かりませんが、吐き出すなどしていたら、もしかしたら助かったかも知れません。確証もなく飲まされてしまった男性が不憫なニュースでした。
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