米フィラデルフィアにある葬儀会社の幹部3人が、死体1000体以上を不衛生な環境で切断し、移植用などとして医者に売っていたことが明らかになった。
フィラデルフィアのリン・アブラハム地区検事が公開した大陪審の記録によると、男らは2004年2月から2005年9月にかけ、ペンシルベニアのほかニューヨークやニュージャージーで死体を売り、総額380万ドル(約4億4000万円)を手にしていた。
3人は不衛生な死体防腐処理室に元歯科医などを入れ、死体から骨や皮、腱などといった部位を切り出していたという。
それらの部位は移植用として骨折治療などに使われたが、死体は肝炎などに感染していた可能性もある。移植を受けて病気になった患者がいるかどうかは今のところ分かっていない。
(米葬儀会社の幹部、死体1000体以上を「切リ売り」)
現在では、腎臓、膵臓、角膜、骨、脂肪、皮膚および組織は心臓死移植が可能です。生体移植の例としては、生体腎移植、生体肝移植、生体肺移植、生体膵移植、骨髄移植などがあります。
上記ニュースは、アメリカでの話ですが、日本人にも関係ない話とはいえないでしょう。日本では、本人の意思が不明であっても家族の承諾で提供可能な欧米・アジア・豪州などに比べて極めて厳しいものとなっており、ドナー数は非常に少ない。そのため、欧米及びアジアの移植医療を行う先進医療技術を持つ国の中で日本は極めて臓器移植の数の少ない移植医療後進国となっています。故に、アメリカに行って移植を行う、という人もいます。ですので、もしかしたら「盗まれた」臓器を移植されてしまう恐れもあります。
ニュースでは「骨や皮、腱」などといった部位だったそうですが、アイバンクならぬ骨バンク(Bone Bank )といった期間もあります。は、人骨(同種骨)の採取・保存・提供を行います。指定施設で採取された骨は感染等を防ぐため冷凍保存され、骨移植手術で使用されます。
移植を受けるレシピエントは、登録を行って決められた順位によって自分の番が回ってくることを待っています。しかしながら、それまでの期間を待つことができないといったことで、上記のような認可を受けていないようなものに頼らざるをえない、という事情もあります。
ですが、今回のニュースは遺族の感情などを無視し、医療的にも危険であり、非常に問題ある行動であると思われます。再発防止のために、医療機関などへの罰則も含めた法制定が求められます。
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切断した脚をオークションに出された男性
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3人は不衛生な死体防腐処理室に元歯科医などを入れ、死体から骨や皮、腱などといった部位を切り出していたという。
それらの部位は移植用として骨折治療などに使われたが、死体は肝炎などに感染していた可能性もある。移植を受けて病気になった患者がいるかどうかは今のところ分かっていない。
(米葬儀会社の幹部、死体1000体以上を「切リ売り」)
現在では、腎臓、膵臓、角膜、骨、脂肪、皮膚および組織は心臓死移植が可能です。生体移植の例としては、生体腎移植、生体肝移植、生体肺移植、生体膵移植、骨髄移植などがあります。
上記ニュースは、アメリカでの話ですが、日本人にも関係ない話とはいえないでしょう。日本では、本人の意思が不明であっても家族の承諾で提供可能な欧米・アジア・豪州などに比べて極めて厳しいものとなっており、ドナー数は非常に少ない。そのため、欧米及びアジアの移植医療を行う先進医療技術を持つ国の中で日本は極めて臓器移植の数の少ない移植医療後進国となっています。故に、アメリカに行って移植を行う、という人もいます。ですので、もしかしたら「盗まれた」臓器を移植されてしまう恐れもあります。
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移植を受けるレシピエントは、登録を行って決められた順位によって自分の番が回ってくることを待っています。しかしながら、それまでの期間を待つことができないといったことで、上記のような認可を受けていないようなものに頼らざるをえない、という事情もあります。
ですが、今回のニュースは遺族の感情などを無視し、医療的にも危険であり、非常に問題ある行動であると思われます。再発防止のために、医療機関などへの罰則も含めた法制定が求められます。
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