
アメリカ・テネシー州フランクリンに住むマギー・クリスは、体重200Kg。しかし、137Kgのダイエットに成功し、見違える姿になった。一体どうやってダイエットに成し遂げたのだろうか?
マギーは小さい頃から肥満体型だった。父も母も太っていて糖尿病や心臓病を抱えていた。そして、16歳になったマギーの体重は、100Kgを超えた。マギーは、いつもジョークで皆を笑わせていたが、実は太っている自分が好きではなかった。本当は痩せて、素敵な恋人を作りたいと思っていた。しかし、どうしても食欲を抑える事が出来ない。20歳になったマギーは、久しぶりに体重計に乗ってみると、家にある普通の体重計では量れなくなっていた。勿論、マギーは痩せたくて様々なダイエット方法を試したが、どれも長続きせず体重を落とす事は出来なかった。
数年後、マギーはインターネットのお見合いサイトにはまっていた。もちろん体重は70Kgとごまかした。サイトに書き込みをするうちに「アンディ」という男性と知り合い、メールの交換が始まった。2人は非常に話がよくあい(特に食べ物の話)、毎日メールを交換する仲になっていた。メールを始めてから一ヶ月、マギーは、いつまで自分を偽ってこのメールを続けるのか、と悩んだ。そして、ついに思い切ってマギーは自分の写真を送り本当のことを打ち明けた。すると、アンディからも写真が届いた。驚くことにアンディも自分と同じ体型だったのだ。
実は、アンディもプロフィールをごまかしており、マギーと同じ境遇だったのだ。アンディは生まれた時、体重が5Kg。小さい頃から肥満の悩みを抱えて育った。そしてアンディが小学生になると、太っている事でイジメが始まった。そのため、アンディは引きこもるようになった。またアンディは、淋しさを紛らわせるため、手当たり次第に食べまくった。やがて大学に進学したアンディは、既に体重200Kgを超えていた。その為アンディは、友人を作る事も出来ず、鬱病にかかってしまった。そしてアンディは、大学を中退し引きこもりの生活を続けるようになっていたのだ。
マギーから送られてきた写真に一度は驚くアンディだが、自分と同じ境遇だと知り本当の姿の写真を送ったのだ。お互いをさらけ出した2人は更に深い仲になっていった。交際開始から1年半後、2人は結婚。2人合わせて427キロの超巨漢夫婦が誕生した。
転帰となったのは、マギーの父親が糖尿病で入院したこと。初めて父親を見舞い、帰ろうとしたマギーは、そこにあったデジタルの体重計を目にした。そこでマギーが体重計に乗ると、なんと体重200Kg。あまりのショックにマギーは泣き崩れてしまった。心配になったマギーは、医師の診察を受け、結果、「30歳まで生きられない」と言い渡された。
一念発起し、アンディに「ダイエットする」と宣言。彼も彼女と一緒にダイエットを始めることになった。しかし、さまざまな方法を試しては、プラトー状態(体重が減らなくなる時期)になると止めてヤケ食いを繰り返してしまった。
そんな彼らが、とうとう運命のダイエット法と出会います。その名も「ウェイ・ダウン ダイエット(Weigh Down Diet)」というもの。その方法とは、以下のようなものでした。
Weigh Down Diet(ウェイ・ダウン ダイエット)の概要とは、以下のような方法だった。
こうしたシンプルな方法を実践した彼ら。
まず、マギーはワラにもすがる思いで、このウェイ・ダウン法を試みた。すると、今までのように一日中ダラダラと食べる事が無くなり、過食がストップした。
そして、ダイエットフードなどではなく、通常の食事で体重が減っていくマギーを見てアンディは、自分にも出来るかもしれないと思い、マギーと一緒にウェイ・ダウン法を始めた。結果、マギーは200Kgの体重から63Kgに、アンディは227Kgの体重から99Kgの減量に成功。2人合わせて265Kgの減量に成功した。
実はこの方法、今話題になっている「レコーディングダイエット」にも通じるものがあるな、と思いました。彼らのように、「少しでも空腹になったら何かを食べなければ損だ」という風に、空腹と満腹の境目があいまいで、ダラダラと食べてしまい、どれほど自分が食べてしまっているのか分からない、という習慣をはっきりと自分で認識することを、まず第一歩とする点が共通しています。
現に、マギーはこの方法を試してみたところ、「今まで忘れていた空腹という感覚を思い出した」と言っています。そして、最初の内はランニングなど、運動で痩せようとして、結局は頓挫してしまう(たった1日で止めてしまいましたが)というのも、岡田斗司夫さんの指摘にあったと思われます。そうした習慣のある人は別でしょうが、かなり肥満が進行してしまっている人にとって、そういったダイエットは難しいように思われます。
最初はやはり、食生活を見直すことをダイエットの第一歩においたほうが良さそうです。自分がどんな食生活を送っているのか、ダラダラと食べてしまう習慣はないのか、など、「太るための習慣」をはっきりと認識することが重要に思います。
現在、彼らは2人の子供に恵まれ、幸せな生活を送っているそうです。もちろん、ダイエットのお陰、と言うつもりはありませんが、健康で快適な生活を送るには、必要不可欠な通過儀礼であったように思います。
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・運動はとくに必要ない。
・食べるものも変更しない。
・空腹を感じたときだけ、少量のものを口にする。
こうしたシンプルな方法を実践した彼ら。
まず、マギーはワラにもすがる思いで、このウェイ・ダウン法を試みた。すると、今までのように一日中ダラダラと食べる事が無くなり、過食がストップした。
そして、ダイエットフードなどではなく、通常の食事で体重が減っていくマギーを見てアンディは、自分にも出来るかもしれないと思い、マギーと一緒にウェイ・ダウン法を始めた。結果、マギーは200Kgの体重から63Kgに、アンディは227Kgの体重から99Kgの減量に成功。2人合わせて265Kgの減量に成功した。
実はこの方法、今話題になっている「レコーディングダイエット」にも通じるものがあるな、と思いました。彼らのように、「少しでも空腹になったら何かを食べなければ損だ」という風に、空腹と満腹の境目があいまいで、ダラダラと食べてしまい、どれほど自分が食べてしまっているのか分からない、という習慣をはっきりと自分で認識することを、まず第一歩とする点が共通しています。
現に、マギーはこの方法を試してみたところ、「今まで忘れていた空腹という感覚を思い出した」と言っています。そして、最初の内はランニングなど、運動で痩せようとして、結局は頓挫してしまう(たった1日で止めてしまいましたが)というのも、岡田斗司夫さんの指摘にあったと思われます。そうした習慣のある人は別でしょうが、かなり肥満が進行してしまっている人にとって、そういったダイエットは難しいように思われます。
最初はやはり、食生活を見直すことをダイエットの第一歩においたほうが良さそうです。自分がどんな食生活を送っているのか、ダラダラと食べてしまう習慣はないのか、など、「太るための習慣」をはっきりと認識することが重要に思います。
現在、彼らは2人の子供に恵まれ、幸せな生活を送っているそうです。もちろん、ダイエットのお陰、と言うつもりはありませんが、健康で快適な生活を送るには、必要不可欠な通過儀礼であったように思います。
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