9月初めから11月中旬までに14都道府県の患者から検出されたウイルスの95%がAソ連型。昨シーズンはA香港型とB型が大半だった。国内で製造されているワクチンは、これら3タイプに対応している。
厚生労働省の検討会は、今シーズンのワクチン需要を大人約4,000万人分に当たる1940万〜2080万本程度と予測。11月22日時点での出荷可能本数は約2550万本で、供給量に不安はないという。
ワクチンは保険が適用されず原則的には全額自己負担だが、65歳以上と、60〜64歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害がある人などは、予防接種法に基づく定期接種の対象で、市町村によっては費用を公費で負担している。
(「Aソ連型」中心 ワクチン供給量は十分)
Aソ連型インフルザウイルスは、その名の通り、ロシアからの漁船が寄港する北海道の港町などで流行することが多かったようです。
ですが、ロシアからの観光客の方などがやってきていることも関係しているのか、関東近郊でも船の出入りが多い神奈川県や、成田空港を持つ千葉県で患者数が増しています(一方で関東ですが空港や港から遠い、内陸の群馬県では患者の発生はわずかとのことです)。
Aソ連型の流行は過去にあまりなく、本州には免疫を持っている人が非常に少ないので、流行してしまうという背景があります。やはり今年は特に、インフルエンザワクチンの接種が推奨されるのではないでしょうか。
インフルエンザワクチンの特徴としては、以下のようなものがあります。
厚生労働省の検討会は、今シーズンのワクチン需要を大人約4,000万人分に当たる1940万〜2080万本程度と予測。11月22日時点での出荷可能本数は約2550万本で、供給量に不安はないという。
ワクチンは保険が適用されず原則的には全額自己負担だが、65歳以上と、60〜64歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害がある人などは、予防接種法に基づく定期接種の対象で、市町村によっては費用を公費で負担している。
(「Aソ連型」中心 ワクチン供給量は十分)
Aソ連型インフルザウイルスは、その名の通り、ロシアからの漁船が寄港する北海道の港町などで流行することが多かったようです。
ですが、ロシアからの観光客の方などがやってきていることも関係しているのか、関東近郊でも船の出入りが多い神奈川県や、成田空港を持つ千葉県で患者数が増しています(一方で関東ですが空港や港から遠い、内陸の群馬県では患者の発生はわずかとのことです)。
Aソ連型の流行は過去にあまりなく、本州には免疫を持っている人が非常に少ないので、流行してしまうという背景があります。やはり今年は特に、インフルエンザワクチンの接種が推奨されるのではないでしょうか。
インフルエンザワクチンの特徴としては、以下のようなものがあります。
インフルエンザワクチンの接種を行うことで、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。
ですが、このワクチンの効果は、年齢、本人の体調、そのシーズンのインフルエンザの流行株とワクチンに含まれている株の合致状況によっても変わります。やはり、「ワクチンを打ったから」と安心するのではなく、温かい格好や手洗いうがいの徹底、規則正しい生活や食事を心がけることは重要です。
また、ワクチンによる効果(抗体が産生される)までには、3〜4週間ほどかかるといわれています。できるだけ流行の前に打っておくことが望まれます。
さらに、インフルエンザワクチンを受ける前にも、以下のような方(予防接種実施規則第6条による接種不適当者)は控えたほうがよさそうです。
1)明らかな発熱(37.5℃以上)を呈している者
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
3)当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを呈したことが明らかな者(卵アレルギーのある方)
4)その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
特に、卵に重度のアレルギーがある方は、インフルエンザワクチンは、その製造過程に発育鶏卵を使うために、ごくわずかながら鶏卵由来成分がワクチンの中に残って、それによるアレルギー症状がまれに起こることもありえるので控えた方が良いでしょう。
ですが、最近では高度に精製されてワクチンにはほとんど残っていませんので、軽い卵アレルギーでは、ほとんど問題にはならないと言われています。医師とご相談の上、接種なさったほうが良いと思われます。
今後もこうした事態に備え、しっかりとした対策をとることが必要であると思われます。
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ですが、このワクチンの効果は、年齢、本人の体調、そのシーズンのインフルエンザの流行株とワクチンに含まれている株の合致状況によっても変わります。やはり、「ワクチンを打ったから」と安心するのではなく、温かい格好や手洗いうがいの徹底、規則正しい生活や食事を心がけることは重要です。
また、ワクチンによる効果(抗体が産生される)までには、3〜4週間ほどかかるといわれています。できるだけ流行の前に打っておくことが望まれます。
さらに、インフルエンザワクチンを受ける前にも、以下のような方(予防接種実施規則第6条による接種不適当者)は控えたほうがよさそうです。
1)明らかな発熱(37.5℃以上)を呈している者
2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
3)当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを呈したことが明らかな者(卵アレルギーのある方)
4)その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
特に、卵に重度のアレルギーがある方は、インフルエンザワクチンは、その製造過程に発育鶏卵を使うために、ごくわずかながら鶏卵由来成分がワクチンの中に残って、それによるアレルギー症状がまれに起こることもありえるので控えた方が良いでしょう。
ですが、最近では高度に精製されてワクチンにはほとんど残っていませんので、軽い卵アレルギーでは、ほとんど問題にはならないと言われています。医師とご相談の上、接種なさったほうが良いと思われます。
今後もこうした事態に備え、しっかりとした対策をとることが必要であると思われます。
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