厳寒の夜に屋外で、一時行方不明になっていた茨城県東海村の認知症の女性(73)に寄り添って温めていたとみられる老犬が8日、同県ひたちなか市の飼い主の家族に引き取られた。
この犬は6日午後、同市の公園近くで認知症の女性と一緒にいるのを発見され、保護された。犬は女性にぴったりと寄り添っていた。女性は、氷点下の屋外で一夜を過ごしたとみられるが、「全然寒くなかった」と話していた。
水戸地方気象台によると、ひたちなか市に隣接する水戸市の5日夜の最低気温は氷点下2・2度だった。ひたちなか西署は「犬が女性を温めて過ごした可能性が高い」と話している。
同署によると、8日午後7時半ごろ、「新聞報道を見た」と家族から電話があり、黒と白のまだら模様や黒い首輪といった特徴が飼い犬と合致した。5日午後5時ごろからいなくなったという。自宅と認知症の女性がいた場所は約4キロ離れていた。
(認知症女性を温めた犬が飼い主の元へ)
認知症は、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が低下した状態をいいます。医学的には知能のほかに、記憶や見当識の障害や人格障害を伴った症候群として定義されます。
従来は、非可逆的な疾患にのみ使用されていましたが、近年では、正常圧水頭症など治療により改善する疾患に対しても認知症の用語を用いることがあります。単に老化に伴って物覚えが悪くなるといった現象や、統合失調症などによる判断力の低下は、含まれません。
認知症の原因となる主な疾患には、脳血管障害、アルツハイマー病などの変性疾患、正常圧水頭症、ビタミンなどの代謝・栄養障害、甲状腺機能低下など多岐にわたります。これらの原因により生活に支障をきたすような認知機能障害が表出してきた場合に「認知症」と診断されます。
脳血管障害の場合、画像診断で微小病変が見つかっているような場合でも、これらが痴呆症状の原因になっているかどうかの判別は難しく、これまでは脳血管性痴呆と診断されてきましたが、実際はむしろアルツハイマー病が痴呆の原因となっている、いわゆる「脳血管障害を伴うアルツハイマー型痴呆」である場合が少なくないそうです。
若年性認知症など、テレビや映画で題材として取り上げられ、早期に「もしや」と思われてご家族が患者さんを連れてらっしゃる様なことが多くなったといったこともあるのではないでしょうか。そういった場合、専門医の存在により早期発見、早期治療開始、ということが可能になれば、と期待されます。
認知症の症状としては、以下のようのものがあります。
この犬は6日午後、同市の公園近くで認知症の女性と一緒にいるのを発見され、保護された。犬は女性にぴったりと寄り添っていた。女性は、氷点下の屋外で一夜を過ごしたとみられるが、「全然寒くなかった」と話していた。
水戸地方気象台によると、ひたちなか市に隣接する水戸市の5日夜の最低気温は氷点下2・2度だった。ひたちなか西署は「犬が女性を温めて過ごした可能性が高い」と話している。
同署によると、8日午後7時半ごろ、「新聞報道を見た」と家族から電話があり、黒と白のまだら模様や黒い首輪といった特徴が飼い犬と合致した。5日午後5時ごろからいなくなったという。自宅と認知症の女性がいた場所は約4キロ離れていた。
(認知症女性を温めた犬が飼い主の元へ)
認知症は、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が低下した状態をいいます。医学的には知能のほかに、記憶や見当識の障害や人格障害を伴った症候群として定義されます。
従来は、非可逆的な疾患にのみ使用されていましたが、近年では、正常圧水頭症など治療により改善する疾患に対しても認知症の用語を用いることがあります。単に老化に伴って物覚えが悪くなるといった現象や、統合失調症などによる判断力の低下は、含まれません。
認知症の原因となる主な疾患には、脳血管障害、アルツハイマー病などの変性疾患、正常圧水頭症、ビタミンなどの代謝・栄養障害、甲状腺機能低下など多岐にわたります。これらの原因により生活に支障をきたすような認知機能障害が表出してきた場合に「認知症」と診断されます。
脳血管障害の場合、画像診断で微小病変が見つかっているような場合でも、これらが痴呆症状の原因になっているかどうかの判別は難しく、これまでは脳血管性痴呆と診断されてきましたが、実際はむしろアルツハイマー病が痴呆の原因となっている、いわゆる「脳血管障害を伴うアルツハイマー型痴呆」である場合が少なくないそうです。
若年性認知症など、テレビや映画で題材として取り上げられ、早期に「もしや」と思われてご家族が患者さんを連れてらっしゃる様なことが多くなったといったこともあるのではないでしょうか。そういった場合、専門医の存在により早期発見、早期治療開始、ということが可能になれば、と期待されます。
認知症の症状としては、以下のようのものがあります。
中核症状として、記憶障害と認知機能障害(失語・失認・失行・実行機能障害)から成ります。神経細胞の脱落に伴う脱落症状であり、患者全員に見られます。病気の進行とともに徐々に増悪してきます。
周辺症状としては、幻覚・妄想、徘徊、異常な食行動、睡眠障害、抑うつ、不安・焦燥、暴言・暴力などがあります。神経細胞の脱落に伴った残存細胞の異常反応であり、一部の患者に見られます。家族などの介護者を悩ませ、医療機関受診の契機となるのは、だいたいこうした周辺症状です。
上記ニュースのように、不意にフラりと外に出てしまい、徘徊してしまうことがあります。家に帰ることも出来ず、非常にご家族も心配していらっしゃったことでしょう。
徘徊は、「亡くなった友人や家族に会いに行こうと考えた」「主婦時代を思い出し、夕食の買い物に行こうとしている」「両親と暮らしていた懐かしい家に帰りたい」といったことで家を出てしまうそうです。
対策としては、一緒に外へ出る機会を多くもって、勝手に出て行ってしまうことを防いだり、近所に顔見知りを多く作ることが重要です。また、服やバッグに自宅住所や連絡先を記した名刺を作って入れておく、といったことも対策としては有用です。
大事に至らず、なによりです。"認知症の患者さんが徘徊で死亡・不明905人"という警察庁の発表もあります。今後、超高齢化社会を迎え、こうしたケースは多くなってくると思われます。GPSの導入など、国レベルでの働きかけが必要になってくると思われます。
【関連記事】
認知症の概要および診断−74歳男性が、山陽自動車道を逆走
「すべてを忘れていく…恐怖の日々」 若年性アルツハイマー病
周辺症状としては、幻覚・妄想、徘徊、異常な食行動、睡眠障害、抑うつ、不安・焦燥、暴言・暴力などがあります。神経細胞の脱落に伴った残存細胞の異常反応であり、一部の患者に見られます。家族などの介護者を悩ませ、医療機関受診の契機となるのは、だいたいこうした周辺症状です。
上記ニュースのように、不意にフラりと外に出てしまい、徘徊してしまうことがあります。家に帰ることも出来ず、非常にご家族も心配していらっしゃったことでしょう。
徘徊は、「亡くなった友人や家族に会いに行こうと考えた」「主婦時代を思い出し、夕食の買い物に行こうとしている」「両親と暮らしていた懐かしい家に帰りたい」といったことで家を出てしまうそうです。
対策としては、一緒に外へ出る機会を多くもって、勝手に出て行ってしまうことを防いだり、近所に顔見知りを多く作ることが重要です。また、服やバッグに自宅住所や連絡先を記した名刺を作って入れておく、といったことも対策としては有用です。
大事に至らず、なによりです。"認知症の患者さんが徘徊で死亡・不明905人"という警察庁の発表もあります。今後、超高齢化社会を迎え、こうしたケースは多くなってくると思われます。GPSの導入など、国レベルでの働きかけが必要になってくると思われます。
【関連記事】
認知症の概要および診断−74歳男性が、山陽自動車道を逆走
「すべてを忘れていく…恐怖の日々」 若年性アルツハイマー病