以下は、ザ!世界仰天ニュースで扱われていた内容です。
2005年8月、韓国ソウル。貴代さんは夫の夏休みを利用して、家族で旅行に来ていた。本場の美味しい焼肉を堪能し、その後は長男を夫に預け、貴代さんはエステを体験することに。子供からもしばし解放され、貴代さんはベッドに横になりリラックスした。すると店員が顔のパックを持ってきた。それはきゅうりをすり身にした『きゅうりパック』で、美白効果があるという。美を追求する女性にとっては嬉しいサービスだ。顔にきゅうりパックを始めた。
しかし、貴代さんに異変が起こった。パックを塗られた直後から顔がムズムズ痒くなっていたのだ。そして30分後、ようやく顔のパックを拭き取った。すると貴代さんの顔全体には赤いまだら模様ができていた!すると店員から「きゅうりアレルギーかもしれないから病院で診てもらった方がいい」と言われる。しかし、きゅうりは大好物だった。翌日、日本へ帰国するが病院には行かず、ただその後はなるべくきゅうりに触れないように気をつけることにした。
それから一年後の2006年8月、第二子を妊娠し2ヶ月後に出産予定日を控えていた貴代さんは夕食の献立を考えていた。目に入ったのは冷やし中華。暑い夏の日にはさっぱり食べられ、貴代さんの大好物でもあった。しかし、冷やし中華にきゅうりはつきもの。貴代さんは多分食べる分には問題ないだろうと、この日の献立は冷やし中華に決定。しかし、食べ始めてしばらくすると、唇の周りに蕁麻疹が!すると呼吸も苦しくなってきた。
翌日、すぐに病院へ。何よりこのことで、お腹の赤ちゃんに影響が出ないか心配だった。また、治療で薬が必要でも妊娠中に飲めない薬は多い。幸いお腹の子供は無事で、貴代さんが懸念した影響は何もなく、無事出産することができた。当時は妊娠していたこともあり、精密なアレルギー検査を受けなかった貴代さん。今回改めて精密検査を受けることにした。するときゅうりはもちろん、スイカ、メロン、ズッキーニなどの他の瓜科の食物にもアレルギー反応が出た。
食物アレルギーとは、「同一食物を何回か摂取し、少なくとも2回以上、異常な反応が出現する場合」を食物に対する異常反応と定義されています。このなかで、免疫学的機序が明確な場合を食物アレルギーといいます。
消化管で吸収された食物抗原に感作されて生じた抗体や、感作リンパ球が再度消化管から吸収された食物抗原と反応して起こる疾患です。
症状としては、皮膚・粘膜では湿疹、じんま疹、眼瞼浮腫、口唇浮腫などが起こります。消化器系では下痢、嘔吐、腹痛などが起こります。呼吸器系では咳、喘鳴(狭い気管を通る空気によって作られるゼーゼー、フューフューといった口笛のような高い音)、嗄声(かすれ声)、鼻汁、くしゃみ、鼻閉、呼吸困難などが多いです。重症例では、喉頭浮腫による呼吸困難、アナフィラキシーショック、気管支喘息などが起こりえます。
上記のようなケースでは、特に口腔アレルギー症候群といいます。これは、以下のようなものを指します。
2005年8月、韓国ソウル。貴代さんは夫の夏休みを利用して、家族で旅行に来ていた。本場の美味しい焼肉を堪能し、その後は長男を夫に預け、貴代さんはエステを体験することに。子供からもしばし解放され、貴代さんはベッドに横になりリラックスした。すると店員が顔のパックを持ってきた。それはきゅうりをすり身にした『きゅうりパック』で、美白効果があるという。美を追求する女性にとっては嬉しいサービスだ。顔にきゅうりパックを始めた。
しかし、貴代さんに異変が起こった。パックを塗られた直後から顔がムズムズ痒くなっていたのだ。そして30分後、ようやく顔のパックを拭き取った。すると貴代さんの顔全体には赤いまだら模様ができていた!すると店員から「きゅうりアレルギーかもしれないから病院で診てもらった方がいい」と言われる。しかし、きゅうりは大好物だった。翌日、日本へ帰国するが病院には行かず、ただその後はなるべくきゅうりに触れないように気をつけることにした。
それから一年後の2006年8月、第二子を妊娠し2ヶ月後に出産予定日を控えていた貴代さんは夕食の献立を考えていた。目に入ったのは冷やし中華。暑い夏の日にはさっぱり食べられ、貴代さんの大好物でもあった。しかし、冷やし中華にきゅうりはつきもの。貴代さんは多分食べる分には問題ないだろうと、この日の献立は冷やし中華に決定。しかし、食べ始めてしばらくすると、唇の周りに蕁麻疹が!すると呼吸も苦しくなってきた。
翌日、すぐに病院へ。何よりこのことで、お腹の赤ちゃんに影響が出ないか心配だった。また、治療で薬が必要でも妊娠中に飲めない薬は多い。幸いお腹の子供は無事で、貴代さんが懸念した影響は何もなく、無事出産することができた。当時は妊娠していたこともあり、精密なアレルギー検査を受けなかった貴代さん。今回改めて精密検査を受けることにした。するときゅうりはもちろん、スイカ、メロン、ズッキーニなどの他の瓜科の食物にもアレルギー反応が出た。
食物アレルギーとは、「同一食物を何回か摂取し、少なくとも2回以上、異常な反応が出現する場合」を食物に対する異常反応と定義されています。このなかで、免疫学的機序が明確な場合を食物アレルギーといいます。
消化管で吸収された食物抗原に感作されて生じた抗体や、感作リンパ球が再度消化管から吸収された食物抗原と反応して起こる疾患です。
症状としては、皮膚・粘膜では湿疹、じんま疹、眼瞼浮腫、口唇浮腫などが起こります。消化器系では下痢、嘔吐、腹痛などが起こります。呼吸器系では咳、喘鳴(狭い気管を通る空気によって作られるゼーゼー、フューフューといった口笛のような高い音)、嗄声(かすれ声)、鼻汁、くしゃみ、鼻閉、呼吸困難などが多いです。重症例では、喉頭浮腫による呼吸困難、アナフィラキシーショック、気管支喘息などが起こりえます。
上記のようなケースでは、特に口腔アレルギー症候群といいます。これは、以下のようなものを指します。
口腔アレルギー症候群とは、果実や野菜を摂取した際に、口唇、舌、口蓋、咽頭のそう痒感(かゆみ)、ピリピリした痛みが出現します。重症例では喘息発作やアナフィラキシーを起こすことがあります。
上記のケースでも、痒みや蕁麻疹が出現し、その後に息苦しさを感じるようになりました。本症を起こす物質としては、モモ、リンゴ、ナシ、サクランボ、イチゴを中心にバラ科の果物、キュウリ、メロン、スイカなどウリ科の植物、キウイ、バナナ、トマト、ジャガイモなどが原因となります。
私自身も、実はこの口腔アレルギー症候群を起こしています。子供の頃から、メロン・キウイを食べた後、必ずと言っていいほど喉のイガらっぽさ、舌のしびれを感じていました。
ですが、たいした症状でもないと思い、気にせずに食べていました。ところが、昨年の夜、メロンを食べたところ、喉のイガらっぽさと息苦しさを感じるようになり、アレルギーの怖さを身をもって体験することになってしまいました。
こうした症状が現れている場合、やはり原因となる食物を摂取しないことが重要となります。
【関連記事】
仰天ニュース系の症例集
突然発症、赤く腫れた皮膚−日光蕁麻疹とは
アレルギー性接触皮膚炎−痒みや発疹に耐える女性のワケ
上記のケースでも、痒みや蕁麻疹が出現し、その後に息苦しさを感じるようになりました。本症を起こす物質としては、モモ、リンゴ、ナシ、サクランボ、イチゴを中心にバラ科の果物、キュウリ、メロン、スイカなどウリ科の植物、キウイ、バナナ、トマト、ジャガイモなどが原因となります。
私自身も、実はこの口腔アレルギー症候群を起こしています。子供の頃から、メロン・キウイを食べた後、必ずと言っていいほど喉のイガらっぽさ、舌のしびれを感じていました。
ですが、たいした症状でもないと思い、気にせずに食べていました。ところが、昨年の夜、メロンを食べたところ、喉のイガらっぽさと息苦しさを感じるようになり、アレルギーの怖さを身をもって体験することになってしまいました。
こうした症状が現れている場合、やはり原因となる食物を摂取しないことが重要となります。
【関連記事】
仰天ニュース系の症例集
突然発症、赤く腫れた皮膚−日光蕁麻疹とは
アレルギー性接触皮膚炎−痒みや発疹に耐える女性のワケ