元宝塚歌劇団花組トップスターで女優の大浦みずき(本名・阪田なつめ)さんが肺がんのため14日午前7時、都内の病院で亡くなった。53歳だった。
大浦さんは胸膜炎を理由に1~3月のシアタークリエ公演「スーザンを探して」、5月の同所公演「この森で、天使はバスを降りた」を休演。関係者によると、入退院を繰り返しながら療養し、来年1月の舞台「なつめの夜の夢」(東京・赤坂レッドシアター)に朗読の声で出演予定だった。
肺癌とは、気管支および肺実質から発生した上皮性悪性腫瘍で、一般にその生物学的特徴から、小細胞癌と非小細胞癌に分けられます。非小細胞癌とは、主に腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌からなります。
肺癌は非小細胞癌(腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌)が約85%、小細胞癌が15%を占めます。病因は喫煙による影響が最も強く、発症危険率は喫煙本数と比例するといわれています。喫煙指数(1日に吸う本数 × 年数)が800を超えると肺癌の危険が高くなるといわれています。
肺癌の場所による分類としては、区域気管支より中枢側に発生したものを中枢型、末梢側に発生したものを末梢型といいます。中枢型には扁平上皮癌と小細胞癌が目立ち、男性例が多く、喫煙との関連が高いです。一方、末梢型では腺癌が目立ち、女性が比較的多く、喫煙との関連は低いといわれています。
小細胞癌は、原発性肺癌の15%を占め、きわめて悪性度が高く、発見時にすでに遠隔臓器への転移や肺門縦隔リンパ節転移をみることが多いといわれています。
小細胞肺癌は、重喫煙者で男性に多いです。多くは肺門型(縦隔のある中心部付近に発生しやすいです。ちなみに肺門とは、左右の肺の内側面中央にある部分で、第5から第7胸椎の高さに相当する)で、区域枝から亜区域枝の上皮の基底膜近辺に発生し、気管支粘膜下を長軸方向に浸潤増殖するという特徴があります。
非小細胞肺癌の腺癌は、肺癌全体の約40%を占め、最も頻度の高い組織型です。女性肺癌の80%は腺癌であり、非喫煙者が多いです。ほとんどの症例で気管支肺胞系の末梢に発生し、孤立結節型の増殖を示し、画像上、結節影を形成します。
腫瘍細胞は、肺胞細胞を置換して隣接する肺胞、小葉へと進展します。腺癌の特殊型である細気管支肺胞型は円柱状の腫瘍細胞が肺胞壁に沿って増殖し、新たな腫瘍間質の形成がみられず、臨床的には多量の喀痰を伴い、しばしば肺炎や間質性肺炎と誤診されることもあります。
扁平上皮癌は、腺癌に次いで発生頻度の高い癌で約35%を占めます。多くは重喫煙者で男性に多いです。発症部位は肺門部の主気管支や葉気管支に多く、気管支上皮を癌組織で置換しながら進展し、気管支内腔の狭窄や閉塞をきたします。腫瘍の中心部は壊死を起こしやすく、空洞を形成することも多いです。
肺癌は多彩な症状を示します(早期では無症状のことが多く、進行期になると多彩な症状)が、肺門型(気管が肺に入る入口付近)の肺癌では咳・痰などの症状が出やすく、肺野型(肺門から離れたところにできた癌)では無症状・健診発見が多いと言われています。
気管支、肺組織に関連する症状では、咳や痰(気道の刺激症状)、血痰(気管支粘膜への浸潤)、呼吸困難や喘鳴(気管支内腔の腫瘍増大、気管支の狭窄)などがみられます。
胸郭内隣接臓器への浸潤、転移による症状では、胸痛、胸水貯留(原発巣の胸膜直接浸潤、癌性リンパ管症による胸膜リンパ流のうっ滞)、Horner(ホルネル)症候群、患側上肢や胸部の激痛、運動麻痺〔Pancoast(パンコースト)腫瘍〕、横隔膜麻痺、不整脈、心タンポナーデ、心嚢液貯留時に心電図の低電位波形、上大静脈症候群(頭頸部や上肢の浮腫、表在静脈の拡張、上大静脈への浸潤)などがみられます。
胸郭外他臓器転移に伴う症状では、脳、脊髄転移なら悪心・嘔吐、構音障害、小脳失調、片麻痺、痙攣、腹部臓器転移であれば腹痛、脊髄転移であれば、下半身の知覚運動障害、疼痛、失禁、骨転移であれば疼痛などがみられます。
paraneoplastic syndrome(傍腫瘍症候群)では、視力障害が起こりえます。これは、転移などの腫瘍による直接的な影響を受けずに起こる視力障害であり、網膜ガングリオン細胞と小細胞癌細胞に共通の抗原蛋白に対する自己抗体が関与するといわれています。
また、小脳変性も起こりえ、小脳Purkinje(プルキンエ)細胞に対する自己抗体による亜急性進行性小脳変性、運動失調、眼振、小脳反射が認めらます。さらに、Eaton-Lambert(イートン・ランバート)症候群といって、筋力低下と筋電図における waxing 現象(高頻度刺激での活動電位の漸増)などがみられます。これは、小細胞癌で頻度が高く、Eaton-Lambert症候群の6割は小細胞癌によります。
また、ばち状指といって、末梢循環不全状態が長期間持続したときに、指尖が太鼓ばち状となります。肺癌症例では扁平上皮癌で認められることが多いです。
ほかにも、内分泌、代謝障害による症状が起こりえ、高Ca血症が起こります。Ca値が 15mg/dl 以上になると傾眠、筋力低下、腹痛、便秘などの症状を呈します。扁平上皮癌で多く、腫瘍が分泌する副甲状腺ホルモン関連蛋白(parathyroid hormone-related protein; PTHrP)によります。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)も起こりえ、悪性腫瘍のなかでは肺癌、特に小細胞癌に多いです。腫瘍からの抗利尿ホルモン(ADH)、バソプレシン類似物質の産生によります。Na < 120mEq/Lの場合、昏睡、全身痙攣の危険性があり、補正の必要がある。化学療法時の大量補液による医原性のSIADHには注意を要します。
腫瘍熱も起こることはあります。癌患者全体の約5%にみられ、腫瘍が産生するなんらかの発熱物質の関与が示唆されています。臨床上、プロピオン酸系消炎鎮痛薬であるナプロキセンが有効であるといわれています。
肺癌の治療としては、以下のようなものがあります。
大浦さんは胸膜炎を理由に1~3月のシアタークリエ公演「スーザンを探して」、5月の同所公演「この森で、天使はバスを降りた」を休演。関係者によると、入退院を繰り返しながら療養し、来年1月の舞台「なつめの夜の夢」(東京・赤坂レッドシアター)に朗読の声で出演予定だった。
肺癌とは
肺癌とは、気管支および肺実質から発生した上皮性悪性腫瘍で、一般にその生物学的特徴から、小細胞癌と非小細胞癌に分けられます。非小細胞癌とは、主に腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌からなります。
肺癌は非小細胞癌(腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌)が約85%、小細胞癌が15%を占めます。病因は喫煙による影響が最も強く、発症危険率は喫煙本数と比例するといわれています。喫煙指数(1日に吸う本数 × 年数)が800を超えると肺癌の危険が高くなるといわれています。
肺癌の場所による分類としては、区域気管支より中枢側に発生したものを中枢型、末梢側に発生したものを末梢型といいます。中枢型には扁平上皮癌と小細胞癌が目立ち、男性例が多く、喫煙との関連が高いです。一方、末梢型では腺癌が目立ち、女性が比較的多く、喫煙との関連は低いといわれています。
小細胞癌は、原発性肺癌の15%を占め、きわめて悪性度が高く、発見時にすでに遠隔臓器への転移や肺門縦隔リンパ節転移をみることが多いといわれています。
小細胞肺癌は、重喫煙者で男性に多いです。多くは肺門型(縦隔のある中心部付近に発生しやすいです。ちなみに肺門とは、左右の肺の内側面中央にある部分で、第5から第7胸椎の高さに相当する)で、区域枝から亜区域枝の上皮の基底膜近辺に発生し、気管支粘膜下を長軸方向に浸潤増殖するという特徴があります。
非小細胞肺癌の腺癌は、肺癌全体の約40%を占め、最も頻度の高い組織型です。女性肺癌の80%は腺癌であり、非喫煙者が多いです。ほとんどの症例で気管支肺胞系の末梢に発生し、孤立結節型の増殖を示し、画像上、結節影を形成します。
腫瘍細胞は、肺胞細胞を置換して隣接する肺胞、小葉へと進展します。腺癌の特殊型である細気管支肺胞型は円柱状の腫瘍細胞が肺胞壁に沿って増殖し、新たな腫瘍間質の形成がみられず、臨床的には多量の喀痰を伴い、しばしば肺炎や間質性肺炎と誤診されることもあります。
扁平上皮癌は、腺癌に次いで発生頻度の高い癌で約35%を占めます。多くは重喫煙者で男性に多いです。発症部位は肺門部の主気管支や葉気管支に多く、気管支上皮を癌組織で置換しながら進展し、気管支内腔の狭窄や閉塞をきたします。腫瘍の中心部は壊死を起こしやすく、空洞を形成することも多いです。
肺癌による症状
肺癌は多彩な症状を示します(早期では無症状のことが多く、進行期になると多彩な症状)が、肺門型(気管が肺に入る入口付近)の肺癌では咳・痰などの症状が出やすく、肺野型(肺門から離れたところにできた癌)では無症状・健診発見が多いと言われています。
気管支、肺組織に関連する症状では、咳や痰(気道の刺激症状)、血痰(気管支粘膜への浸潤)、呼吸困難や喘鳴(気管支内腔の腫瘍増大、気管支の狭窄)などがみられます。
胸郭内隣接臓器への浸潤、転移による症状では、胸痛、胸水貯留(原発巣の胸膜直接浸潤、癌性リンパ管症による胸膜リンパ流のうっ滞)、Horner(ホルネル)症候群、患側上肢や胸部の激痛、運動麻痺〔Pancoast(パンコースト)腫瘍〕、横隔膜麻痺、不整脈、心タンポナーデ、心嚢液貯留時に心電図の低電位波形、上大静脈症候群(頭頸部や上肢の浮腫、表在静脈の拡張、上大静脈への浸潤)などがみられます。
胸郭外他臓器転移に伴う症状では、脳、脊髄転移なら悪心・嘔吐、構音障害、小脳失調、片麻痺、痙攣、腹部臓器転移であれば腹痛、脊髄転移であれば、下半身の知覚運動障害、疼痛、失禁、骨転移であれば疼痛などがみられます。
paraneoplastic syndrome(傍腫瘍症候群)では、視力障害が起こりえます。これは、転移などの腫瘍による直接的な影響を受けずに起こる視力障害であり、網膜ガングリオン細胞と小細胞癌細胞に共通の抗原蛋白に対する自己抗体が関与するといわれています。
また、小脳変性も起こりえ、小脳Purkinje(プルキンエ)細胞に対する自己抗体による亜急性進行性小脳変性、運動失調、眼振、小脳反射が認めらます。さらに、Eaton-Lambert(イートン・ランバート)症候群といって、筋力低下と筋電図における waxing 現象(高頻度刺激での活動電位の漸増)などがみられます。これは、小細胞癌で頻度が高く、Eaton-Lambert症候群の6割は小細胞癌によります。
また、ばち状指といって、末梢循環不全状態が長期間持続したときに、指尖が太鼓ばち状となります。肺癌症例では扁平上皮癌で認められることが多いです。
ほかにも、内分泌、代謝障害による症状が起こりえ、高Ca血症が起こります。Ca値が 15mg/dl 以上になると傾眠、筋力低下、腹痛、便秘などの症状を呈します。扁平上皮癌で多く、腫瘍が分泌する副甲状腺ホルモン関連蛋白(parathyroid hormone-related protein; PTHrP)によります。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)も起こりえ、悪性腫瘍のなかでは肺癌、特に小細胞癌に多いです。腫瘍からの抗利尿ホルモン(ADH)、バソプレシン類似物質の産生によります。Na < 120mEq/Lの場合、昏睡、全身痙攣の危険性があり、補正の必要がある。化学療法時の大量補液による医原性のSIADHには注意を要します。
腫瘍熱も起こることはあります。癌患者全体の約5%にみられ、腫瘍が産生するなんらかの発熱物質の関与が示唆されています。臨床上、プロピオン酸系消炎鎮痛薬であるナプロキセンが有効であるといわれています。
肺癌の治療
肺癌の治療としては、以下のようなものがあります。
肺癌の治療法としては、主に3種類のものがあります。外科療法、放射線療法、抗癌剤による化学療法です。治療法の選択は、癌組織型、進展度(staging)、performance status(一般全身状態)、肺肝腎などの主要臓器機能、合併症の有無、により左右されます。
小細胞肺癌は、早期に転移をみることが多く、放射線治療の観点から一照射野か否かの基準として、「限局型」(limited disease; LD)、「進展型」(extensive disease; ED)の分類が用いられることが多いです。化学療法と放射線療法が基本となります。
非小細胞癌の場合、I期〜IIIa期の一部が対象となりますが、化学療法の併用が必須とされ、通常3〜4コースの併用化学療法が行われます。手術成績は、?期での5年生存率60〜70%、?期30〜40%です。しかし、心臓や肺の機能障害がある場合は手術ができないこともあります。
放射線療法は、小細胞肺癌の場合、全身状態がよく、70歳以下で、限局型が対象であり、抗癌剤(シスプラチン CDDP+エトポシド VP-16など)との同時併用治療が行われます。放射線治療の総線量は50〜55Gyであり、成績として、中間生存期間が14〜18ヶ月、2年生存率30〜40%、5年以上生存率は15〜20%となっています。
非小細胞癌の場合、手術できないI期からIIIa期、胸水を認めないIIIb期が対象となります。肺癌の場合、通常は身体の外から患部である肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的に1日1回週5回照射し、5〜6週間の治療期間が必要です。最近では、1日2回週10回、あるいは1日3回週15〜21回照射する多分割照射も試みられています。
その他、化学療法も行われます。抗癌剤治療は、小細胞肺癌では有効であり、多くの場合癌は縮小し、消失することもあります。ですが、小細胞肺癌は早くみつかっても既にほかの臓器へ転移していることが多く、治療がよく効いた後も再発する場合も多いです。
非小細胞肺癌では、現時点では第IV期を対象とした抗癌剤併用療法成績からは、平均生存期間8〜10ヶ月、奏効率30%、1年生存率30〜40%の成績であり、どのような組み合わせをしてもほとんど差が認められない状態です。
非小細胞癌に対して用いられる主な抗癌剤は、シスプラチン(ランダ)、カルボプラチン(パラプラチン)、パクリタキセル(タキソール)、エトポシド(ラステット)ドセタキセル、ゲムシタビン、ゲフィチニブ(イレッサ:内服)などであります。これらの抗癌剤は1種類で用いる場合もあるが(単剤療法)、2種類以上の抗癌剤を組み合わせて用いる場合が多いです(併用療法)。
まずはシスプラチン(ランダ)、カルボプラチン(パラプラチン)などの白金製剤ともう一種(タキソールなど)を組み合わせて用いることが多いです。効果がみられれば継続、みられなければ別種の抗癌剤へと変更します。
笑点でお姿を見られなくなった日から、かなりの年月が経っていました。あの柔和な笑顔が思い出され、ふと、寂しくなりました。ご冥福をお祈りしたいと思われます。
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小細胞肺癌は、早期に転移をみることが多く、放射線治療の観点から一照射野か否かの基準として、「限局型」(limited disease; LD)、「進展型」(extensive disease; ED)の分類が用いられることが多いです。化学療法と放射線療法が基本となります。
非小細胞癌の場合、I期〜IIIa期の一部が対象となりますが、化学療法の併用が必須とされ、通常3〜4コースの併用化学療法が行われます。手術成績は、?期での5年生存率60〜70%、?期30〜40%です。しかし、心臓や肺の機能障害がある場合は手術ができないこともあります。
放射線療法は、小細胞肺癌の場合、全身状態がよく、70歳以下で、限局型が対象であり、抗癌剤(シスプラチン CDDP+エトポシド VP-16など)との同時併用治療が行われます。放射線治療の総線量は50〜55Gyであり、成績として、中間生存期間が14〜18ヶ月、2年生存率30〜40%、5年以上生存率は15〜20%となっています。
非小細胞癌の場合、手術できないI期からIIIa期、胸水を認めないIIIb期が対象となります。肺癌の場合、通常は身体の外から患部である肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的に1日1回週5回照射し、5〜6週間の治療期間が必要です。最近では、1日2回週10回、あるいは1日3回週15〜21回照射する多分割照射も試みられています。
その他、化学療法も行われます。抗癌剤治療は、小細胞肺癌では有効であり、多くの場合癌は縮小し、消失することもあります。ですが、小細胞肺癌は早くみつかっても既にほかの臓器へ転移していることが多く、治療がよく効いた後も再発する場合も多いです。
非小細胞肺癌では、現時点では第IV期を対象とした抗癌剤併用療法成績からは、平均生存期間8〜10ヶ月、奏効率30%、1年生存率30〜40%の成績であり、どのような組み合わせをしてもほとんど差が認められない状態です。
非小細胞癌に対して用いられる主な抗癌剤は、シスプラチン(ランダ)、カルボプラチン(パラプラチン)、パクリタキセル(タキソール)、エトポシド(ラステット)ドセタキセル、ゲムシタビン、ゲフィチニブ(イレッサ:内服)などであります。これらの抗癌剤は1種類で用いる場合もあるが(単剤療法)、2種類以上の抗癌剤を組み合わせて用いる場合が多いです(併用療法)。
まずはシスプラチン(ランダ)、カルボプラチン(パラプラチン)などの白金製剤ともう一種(タキソールなど)を組み合わせて用いることが多いです。効果がみられれば継続、みられなければ別種の抗癌剤へと変更します。
笑点でお姿を見られなくなった日から、かなりの年月が経っていました。あの柔和な笑顔が思い出され、ふと、寂しくなりました。ご冥福をお祈りしたいと思われます。
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