教えて!gooに、「ロキソニンって…?」という相談が掲載されていました。
ロキソニンとは、 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種です。鎮痛・抗炎症作用を有するお薬です。特に、鎮痛作用の方が強くなっています。
また、この薬の作用として、経口投与されたとき、胃粘膜刺激作用の弱い未変化体(プロドラッグと呼ばれます)のまま消化管より吸収され、その後速やかにPG(プロスタグランジン)生合成抑制作用の強い活性代謝物に変換されて、効果をもちます。
この作用からもお分かりの通り、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の中でも消化管障害作用が比較的少ないと言われています。
副作用については、以下のような点にご注意下さい。
比較的少ないとはいえ、胃潰瘍が起こることはあります。ですので、もともと胃潰瘍などの消化性潰瘍をもたれている方は、ご注意いただければと思います。空腹時に服用されるのは避けた方がいいでしょう。
また、心機能が悪い方は、腎臓のPG生合成抑制により浮腫・循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため悪化する恐れがあります。
他に、アスピリン喘息のある方は、喘息発作誘発が起こったりすることがあり、注意が必要です。また、妊娠末期の方は胎児に影響(動脈管という場所の閉鎖が起こる可能性があります)があり、避けた方がいいでしょう。
このような点にお気を付けていただければ、「痛いな」と思ったら、医師からの指示を守って飲んでいただければ宜しいかと思われます。ただ、これは対症療法であり、痛みを生じている疾患が治る、というわけではありません。
上記の相談者のように、あまりに過敏になって服用なさらない、という必要はないかと思います。用法・用量を守り、痛みの緩和された生活を送っていただければ、と思われます。
【本の紹介】
医者からもらった薬がわかる本〈2010年版〉
服用に当たっての注意点や疑問について、調べることができます。この本を一冊家に置いておくと、特に持病をお持ちの方は宜しいのではないかと思われます。
【関連記事】
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胃潰瘍の出血により本番中に意識消失していた−玉置宏さん
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うちの母が足の痛みを訴え、先日医師からロキソニン錠を処方してもらい飲んでいたそうです。が、友人にそれを話したところ「あまりよくないらしいから飲まない方いいよ」って言われたらしく無知な母は飲むのをやめたそうなんです。
飲んでいた頃は足の痛みも治まっていたらしいのですが(鎮痛剤の様なので当たり前かもしれませんが・・・)、やめて何日かした頃に別の友人に足をマッサージされ、また痛み出したとのこと。ロキソニンを飲もうかどうか迷っているというのです。
念のためもう一度医師の所へ行かせ、マッサージはやめなさいと釘を打ってもらいましたが、薬のことは全くわからずに困っています。
薬剤師さんか医師の方、その他ロキソニンについて詳しく知っている方がいらっしゃいましたら、どうか助言をお願いいたします。副作用などはネットでも調べてみましたが、その他注意することなどあればお願いいたします。
ロキソニンとは
ロキソニンとは、 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種です。鎮痛・抗炎症作用を有するお薬です。特に、鎮痛作用の方が強くなっています。
また、この薬の作用として、経口投与されたとき、胃粘膜刺激作用の弱い未変化体(プロドラッグと呼ばれます)のまま消化管より吸収され、その後速やかにPG(プロスタグランジン)生合成抑制作用の強い活性代謝物に変換されて、効果をもちます。
この作用からもお分かりの通り、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の中でも消化管障害作用が比較的少ないと言われています。
副作用については、以下のような点にご注意下さい。
鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)の副作用
比較的少ないとはいえ、胃潰瘍が起こることはあります。ですので、もともと胃潰瘍などの消化性潰瘍をもたれている方は、ご注意いただければと思います。空腹時に服用されるのは避けた方がいいでしょう。
また、心機能が悪い方は、腎臓のPG生合成抑制により浮腫・循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため悪化する恐れがあります。
他に、アスピリン喘息のある方は、喘息発作誘発が起こったりすることがあり、注意が必要です。また、妊娠末期の方は胎児に影響(動脈管という場所の閉鎖が起こる可能性があります)があり、避けた方がいいでしょう。
このような点にお気を付けていただければ、「痛いな」と思ったら、医師からの指示を守って飲んでいただければ宜しいかと思われます。ただ、これは対症療法であり、痛みを生じている疾患が治る、というわけではありません。
上記の相談者のように、あまりに過敏になって服用なさらない、という必要はないかと思います。用法・用量を守り、痛みの緩和された生活を送っていただければ、と思われます。
【本の紹介】
医者からもらった薬がわかる本〈2010年版〉
服用に当たっての注意点や疑問について、調べることができます。この本を一冊家に置いておくと、特に持病をお持ちの方は宜しいのではないかと思われます。
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