2年間の活動休止を経て昨年末に復帰したシンガー・ソングライター絢香(24)が、復活アルバム「The Beginning」を1日に発売する。収録された13曲中、6曲がCM、テレビ番組などのタイアップ曲だ。5日には音楽専門チャンネル「MTV」で4時間特番「絢香スペシャル」が放送される。
同アルバムは、08年6月発売の「Sing to the Sky」以来約3年半ぶりのオリジナルアルバム。1日は6年前に「I Believe」でデビューした記念日。結婚、バセドー病20+ 件による休養を経て、今回のアルバムが“第2の始まり”を告げる復帰作となる。
昨秋、自身のレーベルを設立した絢香にとっては初めてのセルフプロデュース作品で、最初のレコーディングでは感動の涙も流したという入魂の1枚。収録した13曲のうち、森永ココアのCM曲「やさしい蒼」、ヨコハマタイヤCM曲「The Beginning」など6曲がタイアップ曲となっており、周囲の期待も大きい。
3日にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に生出演。5日にはMTVでデビューから現在までの軌跡をたどる特別番組や、ライブ番組などが4時間一挙に放送される。4月27日から7月25日まで大規模な全国ツアー(15公演)も予定している。
(絢香、バセドー病乗り越え復活アルバム発売)
Basedow病(バセドウ病)とは、甲状腺刺激ホルモン(TSH)レセプター抗体の刺激により、びまん性の甲状腺腫と甲状腺機能亢進症をきたす自己免疫性甲状腺疾患です。
リンパ球が、自己抗体であるTSHレセプター抗体を産生します。これが、TSH同様の作用をTSHレセプターに伝達するため、甲状腺ホルモンが過剰に産生され、甲状腺機能亢進症が起こります。
簡単に言ってしまえば、自分の甲状腺を異物として誤って認識し、抗体(TSHレセプター抗体)が生じるために起こります。抗体により甲状腺が刺激され血液中の甲状腺ホルモンが増加する疾患です(甲状腺機能亢進症)。
結局の所、この甲状腺ホルモンが血中に増加するために症状が起こってきます。
甲状腺とは、前頸部の喉頭下部から気管上部の高さに存在し、甲状腺ホルモンを産生する内分泌器官です。甲状腺ホルモンは、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種があり、ヨウ素を含有したアミノ酸の一種です。血中ではそのほとんどが結合蛋白質と結合しており、1%以下の微量遊離型ホルモンが生理活性を示します。
甲状腺ホルモンの機能としては、幼児期の成長と成熟の促進、糖蛋白質・核酸・脂質の代謝促進、酸素消費と熱産生を促進する作用があります。
全身症状としては、体重減少、多汗、易疲労感、暑がり、微熱、口渇、月経不順、無月経、掻痒感などが生じることがあります。
また、循環器症状として動悸、頻脈、労作時息切れ、不整脈などがあります。神経筋症状として、手指振戦、いらいら、多動、不眠、情緒不安定、筋力低下、四肢麻痺などがあります。
さらに、眼症状として特徴的なものがあります。眼球突出、眼裂開大、眼瞼浮腫、複視、視野狭窄、視力低下などが起こることがあります。バセドウ眼症(甲状腺眼症)とは、とりわけ重症型は悪性眼球突出症といわれます。女性が男性より罹患しやすいという特徴があります。
治療としては、以下のようなものがあります。
バセドウ病の甲状腺機能亢進症に対する治療には、抗甲状腺薬による内科的治療、放射性ヨード治療、外科的療法の3つがあります。日本では、内科的治療が第1選択として施行されることが圧倒的に多く、次いで放射性ヨード治療、外科的療法の順で行われています。
ただ、放射性ヨード治療や外科的療法を行う際でも甲状腺クリーゼを回避するため、抗甲状腺薬にて甲状腺機能をコントロールしておくことが原則となり、やはり抗甲状腺薬が初期の第1選択となります。
抗甲状腺薬(ATD)には、チアマゾール(メルカゾール)とプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)があります。ともに、甲状腺内でのヨードの酸化・有機化の抑制などによって、甲状腺ホルモンの合成を低下させることが主作用です。
β受容体遮断薬を併用することが多く、約2〜4週毎に血中甲状腺ホルモンを測定し正常化すればβ受容体遮断薬を中止し、抗甲状腺薬を徐々に減量していきます。症状が改善しても、再燃を防ぐため服薬を継続することが勧められます。バセドウ病治療の最終目標は寛解ですが、寛解を得るには1〜2年の長期のわたって投薬をしたほうがよいとされています。
放射性ヨード療法は、中高年者で抗甲状腺薬で副作用があったり寛解しない例や手術後の再発例が対象となります。晩発性甲状腺機能低下症は副作用というよりも不可避な結果と考えられます。
手術療法は、内科的治療で寛解しないもしくはコントロール不良な若年者、抗甲状腺薬の副作用例、腫瘍の合併、短期間に治療希望、甲状腺腫が非常に大きい場合、などでは手術療法の適応となります。
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同アルバムは、08年6月発売の「Sing to the Sky」以来約3年半ぶりのオリジナルアルバム。1日は6年前に「I Believe」でデビューした記念日。結婚、バセドー病20+ 件による休養を経て、今回のアルバムが“第2の始まり”を告げる復帰作となる。
昨秋、自身のレーベルを設立した絢香にとっては初めてのセルフプロデュース作品で、最初のレコーディングでは感動の涙も流したという入魂の1枚。収録した13曲のうち、森永ココアのCM曲「やさしい蒼」、ヨコハマタイヤCM曲「The Beginning」など6曲がタイアップ曲となっており、周囲の期待も大きい。
3日にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に生出演。5日にはMTVでデビューから現在までの軌跡をたどる特別番組や、ライブ番組などが4時間一挙に放送される。4月27日から7月25日まで大規模な全国ツアー(15公演)も予定している。
(絢香、バセドー病乗り越え復活アルバム発売)
Basedow(バセドウ)病とは
Basedow病(バセドウ病)とは、甲状腺刺激ホルモン(TSH)レセプター抗体の刺激により、びまん性の甲状腺腫と甲状腺機能亢進症をきたす自己免疫性甲状腺疾患です。
リンパ球が、自己抗体であるTSHレセプター抗体を産生します。これが、TSH同様の作用をTSHレセプターに伝達するため、甲状腺ホルモンが過剰に産生され、甲状腺機能亢進症が起こります。
簡単に言ってしまえば、自分の甲状腺を異物として誤って認識し、抗体(TSHレセプター抗体)が生じるために起こります。抗体により甲状腺が刺激され血液中の甲状腺ホルモンが増加する疾患です(甲状腺機能亢進症)。
結局の所、この甲状腺ホルモンが血中に増加するために症状が起こってきます。
甲状腺とは、前頸部の喉頭下部から気管上部の高さに存在し、甲状腺ホルモンを産生する内分泌器官です。甲状腺ホルモンは、サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種があり、ヨウ素を含有したアミノ酸の一種です。血中ではそのほとんどが結合蛋白質と結合しており、1%以下の微量遊離型ホルモンが生理活性を示します。
甲状腺ホルモンの機能としては、幼児期の成長と成熟の促進、糖蛋白質・核酸・脂質の代謝促進、酸素消費と熱産生を促進する作用があります。
全身症状としては、体重減少、多汗、易疲労感、暑がり、微熱、口渇、月経不順、無月経、掻痒感などが生じることがあります。
また、循環器症状として動悸、頻脈、労作時息切れ、不整脈などがあります。神経筋症状として、手指振戦、いらいら、多動、不眠、情緒不安定、筋力低下、四肢麻痺などがあります。
さらに、眼症状として特徴的なものがあります。眼球突出、眼裂開大、眼瞼浮腫、複視、視野狭窄、視力低下などが起こることがあります。バセドウ眼症(甲状腺眼症)とは、とりわけ重症型は悪性眼球突出症といわれます。女性が男性より罹患しやすいという特徴があります。
治療としては、以下のようなものがあります。
Basedow(バセドウ)病の治療
バセドウ病の甲状腺機能亢進症に対する治療には、抗甲状腺薬による内科的治療、放射性ヨード治療、外科的療法の3つがあります。日本では、内科的治療が第1選択として施行されることが圧倒的に多く、次いで放射性ヨード治療、外科的療法の順で行われています。
ただ、放射性ヨード治療や外科的療法を行う際でも甲状腺クリーゼを回避するため、抗甲状腺薬にて甲状腺機能をコントロールしておくことが原則となり、やはり抗甲状腺薬が初期の第1選択となります。
抗甲状腺薬(ATD)には、チアマゾール(メルカゾール)とプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)があります。ともに、甲状腺内でのヨードの酸化・有機化の抑制などによって、甲状腺ホルモンの合成を低下させることが主作用です。
β受容体遮断薬を併用することが多く、約2〜4週毎に血中甲状腺ホルモンを測定し正常化すればβ受容体遮断薬を中止し、抗甲状腺薬を徐々に減量していきます。症状が改善しても、再燃を防ぐため服薬を継続することが勧められます。バセドウ病治療の最終目標は寛解ですが、寛解を得るには1〜2年の長期のわたって投薬をしたほうがよいとされています。
放射性ヨード療法は、中高年者で抗甲状腺薬で副作用があったり寛解しない例や手術後の再発例が対象となります。晩発性甲状腺機能低下症は副作用というよりも不可避な結果と考えられます。
手術療法は、内科的治療で寛解しないもしくはコントロール不良な若年者、抗甲状腺薬の副作用例、腫瘍の合併、短期間に治療希望、甲状腺腫が非常に大きい場合、などでは手術療法の適応となります。
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