美人ギタリストとして知られるクラシックギター奏者の村治佳織(35)が舌腫瘍のため長期休養することになった。22日、公式サイトで発表された。
村治は「この度、私 村治佳織は止む無く活動をお休みすることに致しました。今はじっくり体に休息の時間を与えることが、一番大事なことではないかとの思いに至ったからでございます」と報告。
「私をこれまでご支援下さった多くの方々にご心配をおかけすることになり、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。しばしの間みなさまとはお会いできず残念ですが、しっかり療養したいと思っておりますので、どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます」と呼び掛けている。
病気療養のため、22日以降に予定されていた全公演、活動は中止。所属事務所も「村治佳織は、これより治療及び療養に専念し、回復に向けて全力で努力して参りますので、何卒ご理解ご了承の程お願い申し上げます」としている。
(美人ギタリスト村治佳織 長期休養発表「今は休息の時間が一番大事」)
腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があります。舌に生じる良性の腫瘍としては、乳頭腫、線維腫、血管腫、リンパ管腫などが多く、稀に、脂肪腫、神経性腫瘍、平滑筋腫などが発生することがあります。一方、悪性腫瘍となると、舌癌と呼ばれます。
舌癌とは、その名の通り舌(有郭乳頭より前の舌可動部)に生じる上皮性悪性腫瘍です。ちなみに、同じ舌でも、舌根のものは中咽頭癌に分類されます(境界は有郭乳頭です)。舌のへり(舌縁部)、それも後方に好発します。
全癌の1%、口腔癌の60%を占めるといわれています。原因となるのは、う歯(虫歯)、不適合義歯などの器械的刺激、喫煙、飲酒などがリスクとしてあげられています。
初期症状としては、舌の違和感、軽度の痛みなどがあります。進行すると、食事をしている時の痛みや、舌運動制限、構音障害(言葉を発するときの障害)、嚥下障害(飲み込みにくさ)などが出現します。
病変を見ると、潰瘍やその周囲の硬結が特徴的で、前癌状態(そこから癌に進行することがある病変)として白板症、紅板症などがあります。
診断としては、生検による確定することができ、画像診断(頭部CT、MRIなど)により原発巣、頸部リンパ節転移、遠隔転移の拡がりを診断することができます。初診時頸部リンパ節転移の頻度は、40〜50%ですが、遠隔転移は少なく、経過中に発生する部位では肺が多いという特徴があります。
早期例では、放射線治療(小線源組織内照射)ないしは舌部分切除術(レーザー使用)が行われます。小線源組織内照射は、頚部転移のないT1,T2とT3の一部が適応となります。
進展例では、拡大根治手術が主体で、これに化学療法、放射線療法が組み合わされます。進展範囲により、舌の半側切除、亜全摘、全摘などが選択されます。初期例を除くと、隣接領域に浸潤しやすく、下顎骨、咽頭などの合併切除が必要な場合もあります。
術後に嚥下、構音の障害が必発なので(舌の切除をするわけですから)、これに対しては皮弁によって欠損部を再建します。術後の嚥下、構音障害を最小限にするため、遊離皮弁などを用いた再建術が併用されます。頸部リンパ節転移には頸部郭清術が行われます。手術不能例では、放射線、化学療法などが姑息的に行われます。
全体では、5年生存率は50%前後であるといわれています。お心当たりの方は、上記のチェックポイントで調べ、すぐに病院へ行き、早期発見・治療することが重要であると思われます。
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本当は怖い舌のしびれ−舌癌
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村治は「この度、私 村治佳織は止む無く活動をお休みすることに致しました。今はじっくり体に休息の時間を与えることが、一番大事なことではないかとの思いに至ったからでございます」と報告。
「私をこれまでご支援下さった多くの方々にご心配をおかけすることになり、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。しばしの間みなさまとはお会いできず残念ですが、しっかり療養したいと思っておりますので、どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます」と呼び掛けている。
病気療養のため、22日以降に予定されていた全公演、活動は中止。所属事務所も「村治佳織は、これより治療及び療養に専念し、回復に向けて全力で努力して参りますので、何卒ご理解ご了承の程お願い申し上げます」としている。
(美人ギタリスト村治佳織 長期休養発表「今は休息の時間が一番大事」)
舌癌とは
腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があります。舌に生じる良性の腫瘍としては、乳頭腫、線維腫、血管腫、リンパ管腫などが多く、稀に、脂肪腫、神経性腫瘍、平滑筋腫などが発生することがあります。一方、悪性腫瘍となると、舌癌と呼ばれます。
舌癌とは、その名の通り舌(有郭乳頭より前の舌可動部)に生じる上皮性悪性腫瘍です。ちなみに、同じ舌でも、舌根のものは中咽頭癌に分類されます(境界は有郭乳頭です)。舌のへり(舌縁部)、それも後方に好発します。
全癌の1%、口腔癌の60%を占めるといわれています。原因となるのは、う歯(虫歯)、不適合義歯などの器械的刺激、喫煙、飲酒などがリスクとしてあげられています。
初期症状としては、舌の違和感、軽度の痛みなどがあります。進行すると、食事をしている時の痛みや、舌運動制限、構音障害(言葉を発するときの障害)、嚥下障害(飲み込みにくさ)などが出現します。
病変を見ると、潰瘍やその周囲の硬結が特徴的で、前癌状態(そこから癌に進行することがある病変)として白板症、紅板症などがあります。
診断としては、生検による確定することができ、画像診断(頭部CT、MRIなど)により原発巣、頸部リンパ節転移、遠隔転移の拡がりを診断することができます。初診時頸部リンパ節転移の頻度は、40〜50%ですが、遠隔転移は少なく、経過中に発生する部位では肺が多いという特徴があります。
舌癌の治療
早期例では、放射線治療(小線源組織内照射)ないしは舌部分切除術(レーザー使用)が行われます。小線源組織内照射は、頚部転移のないT1,T2とT3の一部が適応となります。
進展例では、拡大根治手術が主体で、これに化学療法、放射線療法が組み合わされます。進展範囲により、舌の半側切除、亜全摘、全摘などが選択されます。初期例を除くと、隣接領域に浸潤しやすく、下顎骨、咽頭などの合併切除が必要な場合もあります。
術後に嚥下、構音の障害が必発なので(舌の切除をするわけですから)、これに対しては皮弁によって欠損部を再建します。術後の嚥下、構音障害を最小限にするため、遊離皮弁などを用いた再建術が併用されます。頸部リンパ節転移には頸部郭清術が行われます。手術不能例では、放射線、化学療法などが姑息的に行われます。
全体では、5年生存率は50%前後であるといわれています。お心当たりの方は、上記のチェックポイントで調べ、すぐに病院へ行き、早期発見・治療することが重要であると思われます。
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