インドの首都ニューデリーのBLKスーパー・スペシャルティ病院で、分離手術後の元気な姿を見せたナイジェリア出身のフサイナちゃん(右)とハサナちゃん。背中同士が結合した症例は珍しく、専門家40人による手術は18時間に及んだ。
引用:AFP通信
(インドで結合双生児の分離に成功、背中合わせの珍しい症例)
結合体とは、双児の身体の一部分が結合したもので、対称性二重体と非対称性二重体(寄生性二重体)とに分類されます。対称性二重体は、両児が結合していて、それぞれの身体は均等かつ対称性に発育した場合をさします。
対称性二重体は、結合面に存在する臓器を共有していたり融合しています。両児間の血管の吻合があり、臍帯は腹側で結合している場合は1本のことが多いとのことです。
一方、非対称性二重体(寄生性二重体)とは、連絡している二重体(二人が結合した状態)のうちで、一方の個体の発育は良好で(自生体といいます)、他方の発育が不良で前者に付属しているようにみえる状態を指します。
引用:AFP通信
(インドで結合双生児の分離に成功、背中合わせの珍しい症例)
結合双生児とは
結合体とは、双児の身体の一部分が結合したもので、対称性二重体と非対称性二重体(寄生性二重体)とに分類されます。対称性二重体は、両児が結合していて、それぞれの身体は均等かつ対称性に発育した場合をさします。
対称性二重体は、結合面に存在する臓器を共有していたり融合しています。両児間の血管の吻合があり、臍帯は腹側で結合している場合は1本のことが多いとのことです。
一方、非対称性二重体(寄生性二重体)とは、連絡している二重体(二人が結合した状態)のうちで、一方の個体の発育は良好で(自生体といいます)、他方の発育が不良で前者に付属しているようにみえる状態を指します。
結合体は稀な先天異常で、全分娩数に対する割合は0.001〜0.01%といわれています。そのうちの70%以上は胸結合体です。また、結合体は一般に女児に多く、男女比は1:2〜1:3であるといわれています。
原因としては、
1) 2個の胎芽の癒着による癒着説、
2) 1個の胎芽からその一部が分裂発育する分裂説、などがあります。
一般的には後者の一卵説が支持されています。つまり、本来一卵性双児であって、卵割の時期に両児の分割が不十分であったために癒合したものが結合体であると考えられます。
双胎の場合は常に結合双胎を念頭に置くことが重要で、分娩前に診断されず分娩時難産で判明することも少なくないそうです。
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肝臓を共有する結合双生児、分離手術を受ける
結合双生児−究極の決断を迫られた夫婦
原因としては、
1) 2個の胎芽の癒着による癒着説、
2) 1個の胎芽からその一部が分裂発育する分裂説、などがあります。
一般的には後者の一卵説が支持されています。つまり、本来一卵性双児であって、卵割の時期に両児の分割が不十分であったために癒合したものが結合体であると考えられます。
双胎の場合は常に結合双胎を念頭に置くことが重要で、分娩前に診断されず分娩時難産で判明することも少なくないそうです。
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