米国心臓血管造影検査インターベンション学会(SCAI)は10月8日、医療関係者のソーシャルメディア利用についてのニュースレターを公開しています(SOCIAL MEDIA: Keeping a Finger on the Pulse, a Voice in the Discussion)。
ソーシャルメディア絶対安全マニュアル トラブルにまきこまれないFacebook、Twitter、LINEの使い方

この内容によると、医療従事者による活用の実例や課題を示し、活用法についての動画シリーズ公開やアプリ導入といったこれからの施策を提示しています。
ある調査によると、米国では成人の72%がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用しており、大多数が過去1年間にソーシャルメディアを使って医療関係の情報を得たといいます。SCAIは今回、既にソーシャルメディアを活用している医師の意見を紹介。患者に業務内容や治療成績、医療現場の素顔などを伝える、ブログとツイッターを連動させて情報を発信するなど、活用法の実例として挙げています。
また、災害や事件の際にはソーシャルメディアが医師同士や報道関係者とのインターフェイスとなることを、ボストンマラソン爆発事件を例にして強調しています。
ですが、同時に、ソーシャルメディア利用の弊害も指摘しています。職務上の義務違反、プライバシーの侵害、誤情報や前後関係の無視による誤解、アップした情報の一人歩きなどの危険性について、改めて注意を喚起しています。
ソーシャルメディア絶対安全マニュアル トラブルにまきこまれないFacebook、Twitter、LINEの使い方

この内容によると、医療従事者による活用の実例や課題を示し、活用法についての動画シリーズ公開やアプリ導入といったこれからの施策を提示しています。
ある調査によると、米国では成人の72%がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用しており、大多数が過去1年間にソーシャルメディアを使って医療関係の情報を得たといいます。SCAIは今回、既にソーシャルメディアを活用している医師の意見を紹介。患者に業務内容や治療成績、医療現場の素顔などを伝える、ブログとツイッターを連動させて情報を発信するなど、活用法の実例として挙げています。
また、災害や事件の際にはソーシャルメディアが医師同士や報道関係者とのインターフェイスとなることを、ボストンマラソン爆発事件を例にして強調しています。
ですが、同時に、ソーシャルメディア利用の弊害も指摘しています。職務上の義務違反、プライバシーの侵害、誤情報や前後関係の無視による誤解、アップした情報の一人歩きなどの危険性について、改めて注意を喚起しています。
SNSで繋がることで、有用な情報を得る、というのは医学会でも当たり前のこととして受け入れられていくのではないか、と予想するのは容易でしょう。
一方で、個人情報の取扱や守秘義務の問題もあります。当然のことながら、そういった点についてしっかりと配慮を行い、使用していくことが重要であると思われます。
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