日経メディカルの記事の「アメリカ式、夜泣きにてきめんに効く方法とは?」という記事が掲載されています。夜泣きに悩む親御さんのために、有用だと思われるので、紹介いたします。

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

子供が一晩中続けて寝られるかどうかは大きな関心事で、多くの本が出版されている。中でも有名なのは、ボストンの小児病院で小児睡眠障害センター長を務めるファーバー医師による方法

ファーバー方式
1) 最初に寝かしつける時も、夜中に赤ちゃんが起きた時でも、部屋で一人で泣いている赤ちゃんをすぐにあやさない。
2) 決まった時間(最初の日は3分)待ってから、 ベビーベッドの外から数十秒間、声を掛けたり触ったりして赤ちゃんをあやし、たとえ泣き続けていても、また部屋を去る。
3) そうして少しずつ、その間隔を長くしていき、親がいなくても自分一人で寝入ることを教えていく。


ちなみに、南米やアジアからの移民たちの間では、添い寝(cosleeping)が一般的。アメリカ人でも、ナチュラル派や母乳育児促進派の人たちの間では添い寝がはやり始めているものの、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めるとして白い目で見られることもいまだに多い。実際、米国小児科学会は2011年に、添い寝に反対する声明を出している。だが、親たちが肥満であったりアルコールを飲んでいる場合を除き、添い寝は逆にSIDSを減らすという報告もあり、論争は続いている(Paediatr Respir Rev. 2005; 6:134-52.)。

私自身は添い寝で育ったし、母乳育児には最適だということもあり、 私は最初から添い寝を選択した。わが家には布団も畳もないので、ベッドフレームを解体し、マットレスを直接床に置いた。最初の数カ月は、2〜3時間おきに授乳するのも寄り添うだけで済み、ベッドを出てミルクを作ったりすることに比べれば、比較にならないほど楽だった。

しかし、職場復帰後、生後4〜5カ月を過ぎ、ママ友の赤ちゃんたちが継続して5時間以上の睡眠を次々と達成する中、わが家の息子は逆に、夜中に起きて私が授乳する回数がどんどん増えていった。昼間、仕事で離れていて寂しいからだろうか。はたまた、24時間営業のバイキングレストランで寝ているようなもので、眠気より食欲が勝ってしまうのだろうか。夜中に6〜7回起きることが毎日続いた。


そこで…筆者がとったのがファーバー方式だったそうです。
結果、ファーバー方式を1週間試した後、息子さんは夜9時から朝3時か4時まで続けて眠るようになったそうです。その間、数回起きてぐずっても、3分以内にまた寝てしまうそうです。

しかし、彼女たちは真のファーバー方式にはせず、夫婦のベッドの横に置いたベビーベッドで寝かせ、仕事で昼間を一緒に過ごせない分、添い寝を完全にやめたくはなかったので、現在は、明け方にお子さんが起きると、ベビーベッドから出して添い寝で授乳しなが寝かせるという折衷案を使用していたそうです。

夜泣きに悩むお母さんたちは、この方式を試してみてはいかがでしょうか。

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