1月8日の「ザ!世界仰天ニュース」にて、リンパ管腫の少女の症例が紹介されるようです。
イギリス北西部に位置するグレーター・マンチェスター。この街に住むクーパー夫妻は待望の赤ちゃん誕生に喜んでいた。

ローレンと名付けられたその赤ちゃんは、生まれながらにして顔と首の右側部分にリンパ管腫があった。リンパ液が溜まり膨らんでしまった舌は口の外に常に飛び出し食事も取れない深刻な状態に。

腫瘍が破裂し、リンパ液が一気に飛び出す危険性があるため外で体を動かして遊ぶこともできない…これ以上、治療法はないのか…。しかし、ある日、医師から新たな治療法を紹介される。

果して彼女に明るい未来は訪れるのか!?


リンパ管腫とは


リンパ管腫とは、種々の大きさに拡張したリンパ管の限局性増殖のことであり、大部分は先天性の「リンパ管の組織奇形」と考えられています。
 
新生児期〜小児期に認められることが多く、頭頚部、体幹、四肢の皮下組織のいずれの部位にも発生しますが、とくに新生児期における頚部の巨大な嚢胞状リンパ管腫は、ヒグローマ(cystic hygroma)とも呼ばれています。そのほかリンパ管腫はまれに肺、消化管、脾、肝、骨などに発生することもあります。

リンパ管腫の治療


治療は外科的に完全に周囲組織を含め、全摘出が最良の方法であるとされています。ですが、腫瘍の範囲が大きく、完全摘出するためには重篤な機能障害を後遺する可能性がある場合は、減量手術に加えブレオマイシンの局注、凍結外科、ピシバニール(OK-432)の局注など補助的な治療の併用が必要となります。

特に海綿状リンパ管腫は境界が不明瞭で切除範囲の設定が困難となり再発が多いといわれ、複数回の治療を要することがあります。

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