日経ドラッグインフォメーションに「【患者指導ツール】肩凝りを改善するためのポイント」が掲載されていました。東京慈恵会医科大学内科学准教授で総合診療内科の古谷伸之先生が監修されており、肩こり改善のためのポイントが紹介されています。



重要なポイントとしては…
筋肉の緊張が続かないようにすると同時に、収縮した筋肉を弛緩させて力が出るようにする必要がある。とのことです。
そこで、具体的にはどのようにすべきかというと、以下の様な方法があるそうです。

1) 猫背・前傾姿勢にならない


日常生活で正しい姿勢を保つことが重要だそうです。特に、パソコンを操作する際、前屈みになったり顔を突き出す姿勢をしないようにすると良いそうです。猫背だと、頭の重力で肩や首に大きな負担となるそうです。

2) 高い枕はやめましょう


夜間の筋緊張を最小限にするため、就寝時の姿勢も重要です。高い枕は、肩こりの原因となります。また、首の下に枕を入れる人がいますが、筋肉が圧迫されるため、逆効果となるため、やめた方が良いそうです。

3) 入浴は40℃で40分


身体の表面だけでなく、筋肉を温めることも意識しましょう。そのため、入浴はシャワーだけでなく、40℃前後のぬるめのお湯に、40分くらいゆっくりと首まで浸かると良いそうです。

4) マッサージは入浴前に


また、マッサージの前に入浴する人が多いのですが、マッサージによる『もみ返し』を予防するためには、入浴はマッサージの前ではなく、マッサージの後がよいそうです。

5) 筋肉を動かす運動を


上半身の筋肉を動かす、とくに僧帽筋の血流をよくする、肩甲骨を動かす運動が良いそうです。水泳や、ラジオ体操なども効果的だそうです。

このような5つの工夫で、肩こりは改善するそうです。試してみてはいかがでしょうか。

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