教えて!gooに、「車酔いを克服する方法」が掲載されていました。
みなさんこんにちは。タイトル通り、車酔いを克服する方法を教えていただきたいのです。前日に早く寝るとか、消化の良いものを食べるとか、梅干を食べるとか、そういったことではなく、根本的に治すというか、酔いにくくなるよう鍛える方法など、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。よろしくお願いいたします。


乗り物酔い(動揺病、加速度病)とは


乗り物酔い(動揺病、加速度病)とは、乗り物に乗ることで生じるめまいのことです。

このめまいは、三半規管、耳石器の過剰刺激と視運動眼反射による視覚の乱調が組み合わさって生じます。簡単に言えば、耳(回転や加速度を感じ取る内耳)と、目で見ている景色とのズレで生じると考えられています。

ちなみに、(内耳の)半規管では、回転運動の加速度を膨大部にある「前庭感覚細胞」が感知し、耳石器は「球形嚢」という部分が垂直加速度、「卵形嚢」という部分が水平加速度を感知します。

船、車やバスなどでよく生じますが、電車や自転車では少ないです。(内耳の)三半規管と耳石器が乗り物の動きによって過剰な刺激を受けるため、前庭眼反射による眼振の出現、前庭自律神経反射による悪心・嘔吐、前庭脊髄反射による平衡失調が生じるといわれています。

乗り物酔いは、船では乗船するかなりの人に生じますが、激しく酔う人と、そうでない人がいます。車酔いの生ずる人は少ないですが、酔いやすい人も存在します。慣れる人と慣れの生じない人がいる。女性や小児では乗り物酔いが生じやすいといわれています。

症状は、副交感神経症状が強いです。
自律神経は、交感神経と副交感神経があります。副交感神経は、ヒトが不安がなく休んでいる時ないし寝ている時に強く作用しています。すなわち血圧を下げ、呼吸を弱くし、脳および内臓に血液を十分に供給して疲労回復をはかり、また消化運動を盛んにします。

乗り物酔いでは、前庭自律神経反射が、前庭眼反射および視運動眼振と同時に生じるため、はきけと嘔吐が主症状となります。冷汗、低血圧、顔面蒼白なども生じます。平衡障害が生じるわけではないですが、気力が失われます。

乗り物酔いの治療


乗り物酔いの治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む