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大腸ポリープ

出川哲朗さん、番組の内視鏡検査で大腸ポリープを発見

タレントの出川哲朗(49)が24日、TBS系情報番組「それ、放っておくとヤバイです」に出演した。

健康を維持するためのアドバイスを送る内容で、番組には消化器内科や循環器科などの医師も出演。出川の大腸を内視鏡で検査したところ、ポリープがあることが分かった。

医師は「放っておくとだんだん大きくなって危険。ちょっとポリープを切って調べたところ、放っておくとガンになります」と宣告。出川は「ぜんぜん笑えない。なんで取ってくれなかったの」と真剣な表情で訴えた。今回は検査だったことを断り、医師は「5ミリを超えると心配。早めに取ったほうがいい。早期であれば完治します」と治療を勧めると、出川は「ありがとうございました」と感謝した。

番組では出川の日常を公開。睡眠中に呼吸が停止していることも紹介された。
(出川哲朗、内視鏡検査で大腸ポリープ発覚「放っておくとガンに」)

大腸ポリープを公表した有名人


大腸ポリープを公表した有名人としては、
和田アキ子さん
月亭八方さん
みのもんたさん
などがいらっしゃいます。

大腸ポリープとは


大腸ポリープとは、大腸粘膜の隆起性病変(ポコっと膨れている部分)を漠然と指しています。あくまで、肉眼的な所見の総称です(内腔への限局性突出物をさす形態学的用語であり、病理学的組成を表すものではない)。

組織学的な性状を規定しないため、良性(腺腫、過形成性ポリープ、若年性ポリープ、炎症性ポリープなど)であったり、悪性(癌腫、悪性リンパ腫など)の場合もあります。よって、良性も悪性も存在することになりますが、悪性と判明した時点で、それらは癌、肉腫(悪性リンパ腫も含む)に分類され、ポリープから除外されます。

良性非上皮性の場合は粘膜下腫瘍と称されるので、結局、良性上皮性突出物をさすことになります。ただ、それでも腫瘍性、炎症性、過誤腫性、過形成性、その他に分かれ、腫瘍性では腺腫の中に癌巣が見つかることが少なくないです。一般的には、ほとんどが良性疾患を指して用いられることが多いようです。年齢とともに腫瘍性ポリープの発生頻度は増し、40歳以上では約15〜20%といわれます。

ポリープが発見されたときの診断手順として、内視鏡や生検組織所見などから腫瘍性か非腫瘍性か、良性か悪性かを診断します。そして、次に内視鏡治療が技術的に可能かどうか、根治可能か否かを診断します。

一般に大腸ポリープに特徴的な症状はなく、腹痛や便通異常などの他疾病に伴う症状や、検診などを契機にX線検査や大腸内視鏡検査を行って発見されることが多いです。ポリープから出血することもありますが、大量出血や黒色便をきたすことは稀です。

大腸ポリープのうち腫瘍性ポリープである腺腫は、悪性化ないし癌合併の頻度が高いため、原則として治療する必要があります。また、非腫瘍性ポリープは悪性化しませんが、癌化ないし癌合併することがあり、大きくなると出血したり腸重積を起こす可能性があるため、治療の適応となることがあります。

一般的にポリープの大きさが増すと、腺腫の一部に癌を伴った腺腫内癌や、大部分が癌で一部に腺腫を伴う癌が認められるようになります。腺腫の一部に癌を合併する頻度は、絨毛腺腫で80%、腺管腺腫で10%程度といわれ、癌化傾向があると考えられています。

大きさ別には、1cm 以下では1%前後ですが、1〜2cmでは約10%、2cm以上では40%以上の癌の合併率が報告されています。

大腸ポリープの治療


大腸ポリープの治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む

大腸ポリープを内視鏡下に8個摘出していた−和田アキ子さん

歌手、和田アキ子(59)が、今月1日に大腸ポリープの切除手術を受けていたことが13日、分かった。自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送「アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・0)で明かした。

番組内でアッコは「実は大腸ポリープの手術をしまして、8個取ったんです。8個も!」と告白。1回の手術ではうまくいかず、2回受けたといい、「本当に大変だった」と振り返った。

特に食事制限は厳しく、当日の2食目に出されたレトルトのおかゆは「米が10粒しかなくて、数えましたよ!腹が立って」と苦笑い。

2週間のアルコールや運動が禁止され、3日間の入院を促されたが、「勘弁してください」と断り、芸能界きってのタフネスぶりを見せつけた。アッコは07、08年にも大腸ポリープの切除手術を受けている。
(和田アキ子、大腸ポリープ8個切除していた)

和田アキ子さんは、2007年4月に3個、2008年11月に7個、大腸ポリープを摘出されているそうです。いずれも、非腫瘍性のポリープだったそうです。

大腸ポリープとは


大腸ポリープとは、大腸粘膜の限局性の隆起性病変を漠然と指しています。あくまで、肉眼的な限局性隆起の総称です(内腔への限局性突出物をさす形態学的用語であり、病理学的組成を表すものではない)。

組織学的な性状を規定しないため、良性(腺腫、過形成性ポリープ、若年性ポリープ、炎症性ポリープなど)であったり、悪性(癌腫、悪性リンパ腫など)の場合もあります。

ポリープが多数存在する状態をポリポーシスといいます。ポリポーシスには、組織学的に性質の異なる種々の疾患が含まれています。

疾患によってポリープの数も全く異なっています。例えば、数十個の腺腫が大腸に存在する場合、多発性腺腫と呼び、孤立性腺腫と大腸腺腫症の間に位置づけられており、通常ポリポーシスの範疇のなかには含まれません。

大腸ポリポーシスは、遺伝性と非遺伝性に分けられます。遺伝性のものとしては大腸腺腫症、若年性ポリポーシス、ポイツ-ジェガース症候群、カウデン病(全消化管に過誤腫性と過形成性変化が混在するびまん性のポリープがあり、随伴病変として顔面四肢末端の多発性丘疹、口腔内粘膜の乳頭腫、乳腺・甲状腺・卵巣の腫瘍、および血管腫がある)などがあります。

非遺伝性のものには、炎症性ポリポーシス、良性リンパ濾胞性ポリポーシス、化生性あるいは過形成ポリポーシス、およびクロンカイト-カナダ症候群(腺管の嚢胞状拡張と粘液貯留のみられるポリープが胃・小腸・大腸にびまん性あるいは散在性に発生し、随伴病変としては全身のびまん性色素沈着、脱毛、爪甲の萎縮ないし脱落のみられる疾患)などがあります。

ポリープには、良性も悪性も存在することになりますが、悪性と判明した時点で、それらは癌、肉腫(悪性リンパ腫も含む)に分類され、ポリープから除外されます。

また、良性非上皮性の場合は粘膜下腫瘍と称されるので、結局、良性上皮性突出物をさすことになります。ただ、それでも腫瘍性、炎症性、過誤腫性、過形成性、その他に分かれ、腫瘍性では腺腫の中に癌巣が見つかることが少なくないです。

一般的には、ほとんどが良性疾患を指して用いられることが多いようです。年齢とともに腫瘍性ポリープの発生頻度は増し、40歳以上では約15〜20%といわれます。

ポリープが発見されたときの診断手順として、内視鏡や生検組織所見などから腫瘍性か非腫瘍性か、良性か悪性かを診断します。そして、次に内視鏡治療が技術的に可能かどうか、根治可能か否かを診断します。

一般に大腸ポリープに特徴的な症状はなく、腹痛や便通異常などの他疾病に伴う症状や、検診などを契機にX線検査や大腸内視鏡検査を行って発見されることが多いです。ポリープから出血することもありますが、大量出血や黒色便をきたすことは稀です。

大腸ポリープのうち腫瘍性ポリープである腺腫は、悪性化ないし癌合併の頻度が高いため、原則として治療する必要があります。また、非腫瘍性ポリープは悪性化しませんが、癌化ないし癌合併することがあり、大きくなると出血したり腸重積を起こす可能性があるため、治療の適応となることがあります。

一般的にポリープの大きさが増すと、腺腫の一部に癌を伴った腺腫内癌や、大部分が癌で一部に腺腫を伴う癌が認められるようになります。腺腫の一部に癌を合併する頻度は、絨毛腺腫で80%、腺管腺腫で10%程度といわれ、癌化傾向があると考えられています。

大きさ別には、1cm 以下では1%前後ですが、1〜2cmでは約10%、2cm以上では40%以上の癌の合併率が報告されています。

大腸ポリープの治療


大腸ポリープの治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む

大腸ポリープとは:ブッシュ大統領 5つのポリープ摘出

ブッシュ米大統領は21日、結腸がんの定期健診で5つのポリープを切除する処置を受けた。担当医師らによれば、ポリープは小さく、心配の必要はないもよう。ホワイトハウスが発表した。

ホワイトハウスのスタンゼル副報道官は、記者団に対し、ポリープはいずれも1センチ未満で、がんの兆候があるかを見定めるために検査が行われると語った。結果は2―3日内に出る見通しという。

大統領が内視鏡検査を受けている間、米東部夏時間午前7時16分(日本時間午後8時16分)から同9時21分(日本時間午後10時21分)までの約2時間は、チェイニー副大統領に大統領権限が委譲された。ブッシュ大統領は22日に執務に復帰する予定。
(ブッシュ米大統領、定期がん検診で5つのポリープ摘出)


スノー米大統領報道官によって、ブッシュ大統領が21日に大腸の定期検診を受診することが明らかにされ、検査終了まで大統領権限がチェイニー副大統領に一時委譲されると発表されました。

権限の一時委譲は、麻酔使用によるもので、2時間半程度の予定ですが、権限の譲渡をしなければならないようです(米大統領が腸の内視鏡検査 副大統領に一時権限)。

ポリープ(polyp)とは、病理学的に粘膜(上皮細胞)に覆われた管腔臓器に発生する隆起性病変の総称です。胃や結腸直腸など、消化管の粘膜にできるポリープが最多です。

そもそも、ポリープという用語は、内視鏡検査などで観察される隆起性病変全般を形態的に表現するために用いられることが多いです(内視鏡でぽっこりと隆起している部分があり、それを表現する)。ポリープがどのような疾患に相当するか、良性か悪性かの区別なども、内視鏡生検やポリープ切除(ポリペクトミー)などで病変の一部を生検して、病理組織学的検査を行うことが必要となります。

ポリープは大きく分けて、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分類されます。腫瘍性ポリープは、さらに上皮性(腺腫であり、腺管、腺管絨毛、絨毛から発生します)と非上皮性に分けられます。
非腫瘍性ポリープは、過誤腫(Peuts-Jeghers症候群、若年性ポリープ)、炎症性、その他(過形成性ポリープ、リンパ濾胞性ポリープ)などが含まれます。

腫瘍性ポリープの大部分は良性で、腺腫と呼ばれますが、大きさが増すに従って部分的に小さながんを伴っていることが多くなり、それは腺腫内がんと呼ばれています。すなわち、腺腫の一部は放っておくと、がんになることがあります。腺腫が前がん病変とも呼ばれるのは、このためです。

癌に移行しやすい消化管ポリープは、多発性のものや径が2cm以上のものです。とくに、5mm以上では腺腫のなかに癌の合併がみられことが多いので、内視鏡的切除の対象となります。

何はともあれ、早期に切除できたようです。大腸ポリープは、40歳代から増えはじめ、年齢が上がるほどできやすくなります。自覚症状がないため、気づかない人が多いのですが、60歳代になると2人に1人がポリープを持っているとも言われます。年齢を重ねていくにつれ、人間ドックは重要になってくるようです。

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和田アキ子さん 大腸にポリープがあることを告白

歌手の和田アキ子(56)は7日、ニッポン放送「アッコのいいかげんに1000回」(土曜・前11時)で、大腸にポリープが見つかったことを告白した。3日前に病院の検査で判明し、良性だという。

小さなポリープ3つはその日のうちに内視鏡手術で切りとったが、大きなものは多忙のため5月に切除する予定だ。
(アッコ、大腸にポリープ5月切除へ)


大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部がいぼ状に盛り上がったもの(隆起)で、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに大きく分けられます。
 
1)腫瘍性ポリープ
腫瘍性ポリープの大部分は良性で、腺腫と呼ばれますが、大きさが増すに従って部分的に小さながんを伴っていることが多くなり、それは腺腫内がんと呼ばれています。すなわち、腺腫の一部は放っておくと、がんになることがあります。腺腫が前がん病変とも呼ばれるのはこのためです。

2)非腫瘍性ポリープ 
非腫瘍性ポリープには、過誤腫性、炎症性、過形成性などのその他に分かれています。ポイツ・イェガース型ポリープ、小児に多い若年性ポリープ、高齢者に多い過形成性ポリープ(または化生性ポリープとも呼ばれる)、腸炎後にみられる炎症性ポリープなどが含まれますが、いずれも良性で、がんとは無関係です。

非腫瘍性とのことで、5月に切除予定とのこと。多忙のこととは思いますが、お体御慈愛いただきたいところです。

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