トム・ハンクスが、アメリカのトーク番組で、糖尿病を患っていることを告白した。役のために太ったり痩せたりしたことも原因になったようだ。
フォレスト・ガンプ 一期一会
ハンクスが出演したのは、アメリカで人気の深夜トーク番組「レイト・ショー・ウィズ・デビッド・レターマン」。最新作『キャプテン・フィリップス』のプロモーションのためにインタビューを受けたハンクスは、最近の検診で糖尿病が発覚したと告白した。
ハンクスは36歳の時から血糖値の問題を抱えており、それがついに糖尿病に至ってしまったらしい。ただし、「コントロールできるレベルで大丈夫」だとのことだ。番組内で、ハンクスは、担当医に「高校時代の体重を保てていたら糖尿病にはなりませんけどね」と言われたとし、「でも高校時代、僕は42kgだったんだよ。それに戻るのは無理だよね」と語った。
ニュースを受けて、役のために急激に痩せたり太ったりした経歴をもつことが、体に悪影響を与えたのではないかと指摘する医師の声も出ている。演技派の彼も、今後は体調を考え、選ぶ役が変わってくるかもしれない。
(トム・ハンクス、糖尿病を告白)
・森永卓郎さん
・星野勘太郎さん
・小川宏さん
・立川談志さん
・アンジェリーナ・ジョリーさん
・ダチョウ倶楽部・上島竜兵さん
糖尿病とは、インスリンの絶対的もしくは相対的不足により引き起こされる、持続的な高血糖状態を指します。自己免疫的機序により発症する1型糖尿病と、それ以外の原因による2型糖尿病に大別できます。
1型糖尿病は、自己免疫的機序により、膵臓のインスリン産生を行っているβ細胞の傷害によって起こると考えられます。故に、絶対的なインスリンの不足(産生自体が難しくなるため)が起こってきます。
臨床的には突然発症するかのように見えますが、発症に至るまでに、比較的長期にわたり、β細胞が序々に破壊されるという過程が存在します。1型糖尿病の基盤として、免疫現象に深く関わっているHLA分子の多型に代表される遺伝因子が関係しているといわれています
一方、2型糖尿病とは、生活習慣が大きく関わっており、慢性的な高血糖状態やインスリン抵抗性(インスリンが多く分泌されていても、効かない状態)により、相対的なインスリン不足状態を指します(分泌自体はあっても、作用が追いつかない状態)。その後、インスリン分泌不全も起こってくる可能性があります。
インスリン依存度もさまざまで、非依存状態の患者さんも多いですが、インスリン分泌の低下が高度の患者さんでは、インスリン依存状態となることもあります。
糖尿病患者の90〜95%は2型糖尿病に属しています。こちらは、遺伝的素因に加齢、過食、肥満、運動不足やストレスなどの環境因子が後天的に加わって発症する疾患です。
原因としては、遺伝的因子と環境的因子の両方がいわれています。多因子遺伝疾患と考えられており、現在は多数の候補遺伝子が報告されています。環境因子としては、肥満、過食、ストレス、薬剤、ウイルス感染などがあります。
家族内発症がみられることが多く、何らかの遺伝素因が発症に関与すると考えられますが、単独で大部分を説明できるものはなく、多因子疾患、つまりはこの遺伝素因にカロリー摂取過剰や運動不足といった生活習慣が重なって発症すると考えられます。
症状としては、高血糖により口渇、多飲、多尿、脱水を生じ、重症例では昏睡などの意識障害をきたします。インスリン作用の不足により、体重減少、筋萎縮などをきたすこともあります。
糖尿病網膜症による視力障害(失明に至ることも)、末梢神経障害による知覚障害や自律神経障害、糖尿病性腎症による浮腫、腎不全などが起こりえます。続きを読む
フォレスト・ガンプ 一期一会
ハンクスが出演したのは、アメリカで人気の深夜トーク番組「レイト・ショー・ウィズ・デビッド・レターマン」。最新作『キャプテン・フィリップス』のプロモーションのためにインタビューを受けたハンクスは、最近の検診で糖尿病が発覚したと告白した。
ハンクスは36歳の時から血糖値の問題を抱えており、それがついに糖尿病に至ってしまったらしい。ただし、「コントロールできるレベルで大丈夫」だとのことだ。番組内で、ハンクスは、担当医に「高校時代の体重を保てていたら糖尿病にはなりませんけどね」と言われたとし、「でも高校時代、僕は42kgだったんだよ。それに戻るのは無理だよね」と語った。
ニュースを受けて、役のために急激に痩せたり太ったりした経歴をもつことが、体に悪影響を与えたのではないかと指摘する医師の声も出ている。演技派の彼も、今後は体調を考え、選ぶ役が変わってくるかもしれない。
(トム・ハンクス、糖尿病を告白)
糖尿病を明らかにした有名人
・森永卓郎さん
・星野勘太郎さん
・小川宏さん
・立川談志さん
・アンジェリーナ・ジョリーさん
・ダチョウ倶楽部・上島竜兵さん
糖尿病とは
糖尿病とは、インスリンの絶対的もしくは相対的不足により引き起こされる、持続的な高血糖状態を指します。自己免疫的機序により発症する1型糖尿病と、それ以外の原因による2型糖尿病に大別できます。
1型糖尿病は、自己免疫的機序により、膵臓のインスリン産生を行っているβ細胞の傷害によって起こると考えられます。故に、絶対的なインスリンの不足(産生自体が難しくなるため)が起こってきます。
臨床的には突然発症するかのように見えますが、発症に至るまでに、比較的長期にわたり、β細胞が序々に破壊されるという過程が存在します。1型糖尿病の基盤として、免疫現象に深く関わっているHLA分子の多型に代表される遺伝因子が関係しているといわれています
一方、2型糖尿病とは、生活習慣が大きく関わっており、慢性的な高血糖状態やインスリン抵抗性(インスリンが多く分泌されていても、効かない状態)により、相対的なインスリン不足状態を指します(分泌自体はあっても、作用が追いつかない状態)。その後、インスリン分泌不全も起こってくる可能性があります。
インスリン依存度もさまざまで、非依存状態の患者さんも多いですが、インスリン分泌の低下が高度の患者さんでは、インスリン依存状態となることもあります。
糖尿病患者の90〜95%は2型糖尿病に属しています。こちらは、遺伝的素因に加齢、過食、肥満、運動不足やストレスなどの環境因子が後天的に加わって発症する疾患です。
原因としては、遺伝的因子と環境的因子の両方がいわれています。多因子遺伝疾患と考えられており、現在は多数の候補遺伝子が報告されています。環境因子としては、肥満、過食、ストレス、薬剤、ウイルス感染などがあります。
家族内発症がみられることが多く、何らかの遺伝素因が発症に関与すると考えられますが、単独で大部分を説明できるものはなく、多因子疾患、つまりはこの遺伝素因にカロリー摂取過剰や運動不足といった生活習慣が重なって発症すると考えられます。
症状としては、高血糖により口渇、多飲、多尿、脱水を生じ、重症例では昏睡などの意識障害をきたします。インスリン作用の不足により、体重減少、筋萎縮などをきたすこともあります。
糖尿病網膜症による視力障害(失明に至ることも)、末梢神経障害による知覚障害や自律神経障害、糖尿病性腎症による浮腫、腎不全などが起こりえます。続きを読む