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美容整形

「美容整形を受けたい」という生活保護受給者

医師専用掲示板にて、皮膚科・形成外科・美容外科で開業されている医師が、生活保護受給者を受けているにも関わらず、美容整形を受けたいという相談を受けた、どうすべきか、と質問を掲載していた。



「二重まぶたにしたい」「シミの治療をしたい」といった治療を希望されているが、そのようなケースでは、「市役所に相談して下さい」と伝え、治療は行わないという。

治療を行うことで、問題となるケースはあるのか、という質問内容であったが、そのことについて、医師たちは次のように答えていた。続きを読む

仰天ニュース系 症例集

以下は、仰天ニュース系の症例を扱ったものを記しています。
インパクトのあるニュースを医学的な解説を交えて紹介しています。

稀少な遺伝性疾患や、代謝・内分泌疾患など、実際にあった症例を再構成し、分かりやすく説明されております。医学書の平板な説明よりも、こうした番組の再現VTRなどで、驚きをもって勉強したことの方が、記憶に残りやすいという利点もあると思われます(たしかに、大袈裟にしている面も否めませんが)。

2009.05.06付記
以下のように、それぞれの掲載月ごとに分類して並べました。下にいくほど、掲載年月が新しくなっています。

2009.09.09付記
「ザ!世界仰天ニュース」の掲載内容は、別ページに分けました。以下は、それ以外のニュースをまとめています。

年月日

2007年2008年2009年
2007年02月
2007年03月
2007年04月
2007年05月
2007年06月
2007年08月
2007年09月
2007年10月
2007年11月
2007年12月
2008年01月
2008年02月
2008年03月
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2008年06月
2008年07月
2008年08月
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2008年12月
2009年01月
2009年04月
2009年05月
2009年07月
2009年09月
2009年10月
2009年11月
2009年12月
2010年2011年2013年
2010年01月
2010年04月
2011年11月
2013年02月
2013年04月
2013年05月
2013年09月
2013年10月
2013年11月


2007年02月
コンタクトレンズ3枚重ね1年間装用の男性、緊急手術へ
切断した中指の再生

2007年03月
究極のダイエッター 200Kgの減量
妊娠していると気づかずに、判明後2日で出産した女性
しゃっくりが止まらなかった少女、37日目にようやく止まった
未成年と間違われた46歳 若さの秘密は「4千万円の美容整形」
頭にツノが生えている102歳老人
足の裏に乳首ができた22歳女性(副乳房とは)

2007年04月
DNA鑑定で、実は他人の子を育てていた父親続出
世界で2番目に小さい265gの赤ちゃん、無事退院
心臓と肝臓が癒着…結合双生児の分離手術成功
「飲んでないのに…」パイロットが飲酒疑惑をもたれたワケ

2007年05月
サッカーボールが胸に当たって、亡くなった中3男子−心臓震盪

2007年06月
帝王切開とは:ギネス入りさせたくて、息子に手術をさせた医師夫婦
四肢切断とは:急降下タワーで13歳少女の両足切断

2007年08月
バイク男性 足切断気付かず2Km走る
「雑誌の懸賞に豊胸手術費用」に待った
大学生が立ちション中に感電

2007年09月
祖母が9歳の孫にジンを2杯飲ませたワケ
何故?大腸からスプーン発見された61歳女性
「美肌整形」と女性に注射−無資格医療で逮捕
「男の子じゃないから」と刺された針を29年後に摘出した女性
コーチの打球が生徒の額を直撃 頭蓋骨陥没骨折
体外受精で双子授かり「1人しか欲しくなかった」と医師を提訴
何故?採血スタッフが3歳の男の子に噛みつく

2007年10月
「親を楽にさせたかった」無免許眼科医 独学で7千人診療
10歳の少女、手足を縛ったまま3km泳がされる
プラスチック製の手袋を誤飲して窒息死?
移植用に切り売りしていた葬儀会社
銅ケーブルを、とろうとして感電
エチレングリコールの解毒剤として、患者にウォッカを点滴した病院
「正規ルートを通さず臓器移植に絡んだ」と邦人が拘束される
「学力向上のため」次男の血液を長男に輸血させた医師夫妻
お腹の脂肪で救命された男
「のどが渇いて」採血管から血液を飲んだ男性
ワニに顔を噛まれた男性−顔面移植とは

2007年11月
重複肢症の少女、無事に外科手術成功へ
寄生性二重体の少女、外科手術後に経過良好
腹部から15Kgの巨大な腫瘍が見つかり、摘出した女性
疣贅状表皮発育異常症とは−両手足がコブに覆われた男性

2007年12月
顔面移植手術を行った女性−1年半で機能も見た目も回復へ
21年前に病院の産科で新生児取り違え 765万円賠償へ

2008年01月
臓器移植で血液型まで変化した少女

2008年02月
黄斑変性症で失明した92歳男性が、ホールインワン
気道閉塞のトラの赤ちゃん、医学生が人工呼吸で救う
過剰腎の女性、腎臓移植に前向きな姿勢

2008年03月
人魚症候群の少女、150回もの外科手術を受ける
女性が喘息発作を起こし、緊急着陸
注射による血管迷走神経性失神で、クビになった消防士?
肺高血圧症の治療に、シルデナフィルを投与されている2歳男児
美容外科手術を3億円分も受けた女性 その結果…
救急救命士の女性、故障した車内で無事出産
神経線維腫症の男性、顔面移植手術を受ける
メチルマロン酸血症の少女−チョコレートが致命傷に?
性同一性障害の女性、人工授精で妊娠へ

2008年04月
38cmの手術用鉗子が腹部に置き忘れられる
4人の多胎妊娠・出産を行った女性−3人が一卵性双生児
心臓発作で突然死した40歳男性 原因はカフェイン過剰摂取?

2008年05月
15ヶ月もしゃっくり(吃逆)が止まらない男性、手術治療へ
少女の右腹部腫瘍内に5cmの胎児発見される

2008年06月
帝王切開術で女児を出産した67歳女性

2008年07月
性適合手術を受けた「男性」が、人工授精で妊娠出産
頭蓋内腫瘍のため、てんかん発作を繰り返す3歳男児
接触皮膚炎?高校生400人が症状を訴え治療を受ける
末期の白血病である8歳男児のため、奔走した両親
低Na血症になり、脳浮腫により障害を負った女性
腎移植の提供者(ドナー)を決めた、意外な方法

2008年08月
笑うと崩れ落ちてしまうという症状−ナルコレプシーの女性
アンドロゲン不応症−染色体は男性の女性シンガー
リポジストロフィー(脂肪異栄養症)の男性にみられる症状
下垂体腺腫(成長ホルモン産生腺腫)で、背丈が236cmの男性
疣贅状表皮発育異常症の男性、9回もの手術を受けていた

2008年09月
皮膚が銀色になる症状−銀皮症とは
21年もの冷凍保存後に人工授精成功

2008年11月
ファロー四徴症の男性が心臓発作で亡くなった理由
QT延長症候群の姉妹−不整脈を気にして生活する日々
胆嚢摘出中に意識を戻してしまった女性

2008年12月
新生児の脳腫瘍から奇形腫?−手術により摘出後、順調に回復
嚥下性失神−サンドウィッチを食べ徐脈・脳虚血状態になる女性

2009年01月
アメリカ最高齢112歳男性、うっ血性心不全で亡くなる

2009年04月
陣痛がきて、初めて妻の妊娠に気づいた男性
軟骨肉腫−18Kgもの腫瘍摘出手術を受けた35歳女性

2009年05月
医師でも助産師でもなく出産介助を行った男性−頼れるネット?
ホジキンリンパ腫の13歳男性、化学療法を拒否へ
無脾と腎・肝・膵などの形成異常−イーヴェマルク症候群とは

2009年07月
余命6ヶ月の胆嚢癌と診断された61歳男性、2年後に膿瘍と判明

2009年09月
内服による副作用、銀皮症を発症した58歳男性
心肺停止状態の恋人を救った看護学生
乳房縮小術などの整形手術を受ける男性が増加?
妊娠中に再び妊娠した女性−双胎間胎児発育不均衡か?
多毛症の男性、レーザー脱毛による手術を受ける

2009年10月
溶血性尿毒症症候群に脳症合併−昏睡の女性を救ったもの
巨大色素性母斑に対するレーザー治療を望む少女

2009年11月
脛骨骨折の男性、自ら手術でプレート除去を試みる
脳腫瘍(グリオーマ)の少女が残したメッセージ
脳幹部障害で閉じ込め症候群に−23年間、実は意識あり

2009年12月
先天性糖鎖合成異常症(CDG)の少年の様々な症状

2010年01月
中毒性表皮壊死剥離症となった少女−鎮静剤でアレルギーに
脳出血で亡くなった男性−アバターを鑑賞中に発症、入院
年老いて見える病の少女−脂肪異栄養症

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美女に生まれ変わった悲劇

ザ!世界仰天ニュースで取り上げられていたニュースです。

1993年、タニヤ・ギックは、ドイツ・バイエルンの田舎の小さな街に生まれた。経済的な理由で、高校進学を断念したタニヤは中学を卒業すると、ナースの道へ進む。当時のタニヤはポッチャリ体型で顔も人並み、とても大人しい性格だった。1993年のある日、タニヤは同僚から病院のドクターが集まるパーティーの話を耳にした。

いつも「自分を変えたい・変わりたい」と思っていたタニヤは、このパーティーが大きなチャンスだと感じ、一緒に連れて行ってもらうことに。しかしパーティー当日、他のナース達の派手なドレスやメイクに、タニヤは尻込みするしかなかった。

するとそこへ、ドイツでも屈指の整形外科医で大富豪フランツがタニヤに目をつけ、声をかけてきた。フランツにエスコートされ、会場を抜け出したタニヤは、そこで生まれて初めての優越感を味わう。フランツは特に目立つ所のないタニヤを溺愛した。

今、まさに自分の人生が大きく変わろうとしているタニヤに、フランツは整形手術の話を持ちかける。そう、実はフランツはタニヤの自分を変えたいという願望を、初めて会った時から見抜いていた。一方、タニヤも整形で自分を変えたいと思っていた。

そして4か月後の1996年、タニヤはフランツの作り出した整形手術の最高傑作となり、フランツの離婚後、2人は結婚。タニヤは『タチアナ』と名前を変えて、年の差45歳のセレブカップルが誕生した。フランツに全身整形を施されたタチアナは、社交界デビューをする事になった。整形により美貌を手に入れたタチアナは社交界で注目の的になる。フランツはタチアナに何でも買い与えた。そして、自らが手がけた整形美女と結婚した事が、マスコミに騒がれると、フランツの手で美しくなりたいという女性が増え、病院は常に患者で溢れるようになった。

忙しくなったフランツとは逆に、お金と時間を持て余すタチアナ。そして結婚から8年が過ぎ、セレブな暮らしに慣れたタチアナは、70歳を超えたフランツの手に負えない女になった。そしてタチアナは、ヘルムートという車販売実業家と浮気、スペインのホテルで一緒に暮らし始めた。その後、タチアナは事業に行き詰まったヘルムートとの生活を夫のクレジットカードで生計をたてていた。

2003年1月、ドイツ中が驚く事件が起こった。フランツの家に男2人がやって来て、フランツを暴行。その怪我が原因でフランツは死亡した。初めは金目当ての強盗と思われていたが、実は裏で糸を引いていたのはタチアナという噂が乱れ飛んだ。


まさに糸を引いていたのはタチアナで、タチアナ名義の車をヘルムートの仲間であるヴェリミアに盗ませ、その後、盗難届を出し保険会社から車の保険金を騙しとる計画を立てたそうです。

ところが、「タチアナ以外は信用できない」と、ヘルムートの仲間に鍵を渡すのを渋ったフランツ。そこで彼らはもみ合いとなり、ヘルムートの仲間は殴ってしまった。結果、フランツは亡くなってしまいました。

タチアナは保険金詐欺未遂で懲役1年6か月、罰金3万ユーロ(約465万円)という判決を下された、フランツが残した「タチアナに全財産を」との遺言が公開され、タチアナに約12億円の遺産が入ったそうです。

まさか、タチアナのせいで(直接的には死に関与していなかったですが)死ぬことになろうとは思わなかったでしょうから、以前に書いた遺書が有効になってしまった、ということですね。

それにしても、整形でここまで人は変わってしまうものなんですね。コンプレックスを解消し、それによって笑うことができるようになった、という女性がテレビ番組に登場することは多いですが、ここまで性悪になってしまうとは驚きです。

いままで鬱屈としたものが、美人になった途端に爆発したのか、はたまた暇に飽かせてこうした行動に走ってしまったのかは分かりませんが、何とも極端です。フランツはお気の毒様、としか言いようがありません。

この番組を観て、『ゲームの達人』を彷彿とさせられました。あの物語の中では、逆に醜くさせられてしまう女性が登場しましたが、彼女は「(整形外科医のダンナに)もし捨てられてしまったら…」と思うことで、卑屈に尽くす女性になっていきました。

もしかしたら、同様のことをフランツがしたらどうなっていたでしょうか。やはり、性格は変わっていたでしょうか?

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未成年と間違われた46歳 若さの秘密は「4千万円の美容整形」

イギリス・ケンブリッジシャー州に住むサラ・バージさん(46)が、スーパーで赤ワインを4本買おうとしたところ、レジの店員に身分証明書の提示を求められた。イギリスでは18歳から酒類の購入が許される。サラさんは18歳未満ではないかと見られたという。

サラさんによると、彼女の実年齢より8つくらい年上と見えたレジの女性店員が、いぶかしげな面持ちで彼女にこう尋ねてきたという。「お客様は、18歳以上ということでワインをお買い求めなんですよね?」

サラさんは女性店員の顔を見ながら、「私の実年齢は46歳です」と答えた。すると、女性店員は少しびっくりしたような仕草を見せ、“あら生意気な”とでも言わんばかりの表情をした。サラさんは自分の運転免許証を取り出して、女性店員に見せ付けた。

「店員の方は、とても礼儀正しくて、人柄も良さそうな感じでしたわ」とサラさんは言う。女性店員は、免許証でサラさんが本当に18歳以上(それも46歳)であることを確認すると、こう言った。「これも仕事上の決まりなんです。21歳未満に見えるお客さんには、必ずこうして確認しなければならない決まりなんですよ」

実はサラさん、地元ではちょっとした有名人。
日本円にして4千万以上のお金を豊胸や皺取りや若返り術などの美容整形手術に費やして、若さと美しさに磨きをかけてきた。

彼女は「リアルライフ・バービー」と呼ばれている。生きたバービー人形のような美貌を誇っている。人工的に作り出された美であればなおさら、バービーの名がふさわしいのかもしれない


美容整形を繰り返してしまう、一種の神経症である「醜形恐怖症」のような方もいらっしゃるようです。「老いるのが何よりも恐ろしい」という考えもあるでしょうが、この一件は、どうも受け入れられない。

「18歳として美しい」というよりは、「46歳としての成熟した美しさ」のほうが魅力的だと思うのですが、いかがなものなのでしょうか。何度も体にメスを入れ、美容整形によって美しさを保ちつづける…それ以外に、魅力的になる方法はありそうなものですが。

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