お笑いタレント、狩野英孝(31)が緊急入院したことが17日、分かった。病名は虫垂炎と思われる。関係者によると、狩野はこの日早朝に体調不良を訴え、そのまま入院。予定されていた仕事をキャンセルしたという。
狩野はテレビ朝日系「ロンドンハーツ」(火曜後9・0)などレギュラー3本のほか、さまざまな番組に引っ張りだこなだけに、その影響は少なくなさそう。今月5日に行われたBSフジ「東北魂TV」(日曜後11・55)の会見では、4月から番組枠が5分から25分に拡大することを喜んでいた。
13日付ブログでは、薄着になることで脂肪を燃焼させるという健康法を試したものの、「寒くて風邪引きました」と報告。15日付では、フジテレビ系「爆笑レッドシアター」で共演したジャルジャル、しずるら芸人仲間との新年会の様子をアップ。ピースを決めるなど元気な様子をみせていた。
(狩野英孝が緊急入院…仕事キャンセル、虫垂炎か)
虫垂炎とは、虫垂で起こる化膿性炎症を指します。化膿性炎症を起こすには各種の要因が必要です。その要因の一つは虫垂内腔の閉塞であるといわれています。内腔閉塞の原因の多くは虫垂結石ともいわれる糞石です(腸管内細菌の二次感染や腸管壁の血行障害が引き起こされて生じると考えられています。糞石などが閉塞の原因になります)。
虫垂は盲腸の下端に位置し、一方は盲端に終わる管腔臓器です。これの急性炎症は急性腹症のなかでも頻度の高い疾患です。小児・老人では典型的な症状を欠くことがあり、処置の遅れが重篤な病態を招くことがあり、速やかな対応が要求されます。
虫垂炎の典型例では上腹部痛、臍上部痛で始まり、次第に右下腹部に移行し同部に限局した痛みになることが多いです。腹痛は持続的なことが多く、歩行による痛みの増強を認めることもあります。
悪心、嘔吐、食欲不振などの消化器症状を伴いますが、便通に関しては症状に応じて便秘や下痢を生じることもあり、一定の傾向はあまりありません。。また発熱を伴うことが多いですが、その大半は37℃前半です。進行例では38℃を超える場合もあります。
また、急性虫垂炎では腹部所見が診断の決め手となることが多く、手術適応を決める際には特に重要です。所見としては右下腹部(McBurney点:臍と右上前腸骨棘を結んだ線の外側1/3の点)に限局する痛みが特徴的ですが、虫垂の存在部位により症状の発現部位も移動することがあります。
特に、虫垂が盲腸背部に位置するときには所見が不明瞭となり注意を要します。炎症が高度になるにつれBlumberg徴候(腹壁を圧迫し急に離したときに生じる痛み)、筋性防御(軽度の触診の刺激で反射的に腹壁の筋緊張を生じること)といった腹膜刺激症状を呈するようになります。穿孔を生じた場合、その多くは限局性腹膜炎症状を呈しますが、汎発性腹膜炎を呈した場合には腹部全体に腹膜炎症状がみられます。
虫垂炎の診断、治療については以下の様なものがあります。続きを読む
狩野はテレビ朝日系「ロンドンハーツ」(火曜後9・0)などレギュラー3本のほか、さまざまな番組に引っ張りだこなだけに、その影響は少なくなさそう。今月5日に行われたBSフジ「東北魂TV」(日曜後11・55)の会見では、4月から番組枠が5分から25分に拡大することを喜んでいた。
13日付ブログでは、薄着になることで脂肪を燃焼させるという健康法を試したものの、「寒くて風邪引きました」と報告。15日付では、フジテレビ系「爆笑レッドシアター」で共演したジャルジャル、しずるら芸人仲間との新年会の様子をアップ。ピースを決めるなど元気な様子をみせていた。
(狩野英孝が緊急入院…仕事キャンセル、虫垂炎か)
急性虫垂炎とは
虫垂炎とは、虫垂で起こる化膿性炎症を指します。化膿性炎症を起こすには各種の要因が必要です。その要因の一つは虫垂内腔の閉塞であるといわれています。内腔閉塞の原因の多くは虫垂結石ともいわれる糞石です(腸管内細菌の二次感染や腸管壁の血行障害が引き起こされて生じると考えられています。糞石などが閉塞の原因になります)。
虫垂は盲腸の下端に位置し、一方は盲端に終わる管腔臓器です。これの急性炎症は急性腹症のなかでも頻度の高い疾患です。小児・老人では典型的な症状を欠くことがあり、処置の遅れが重篤な病態を招くことがあり、速やかな対応が要求されます。
虫垂炎の典型例では上腹部痛、臍上部痛で始まり、次第に右下腹部に移行し同部に限局した痛みになることが多いです。腹痛は持続的なことが多く、歩行による痛みの増強を認めることもあります。
悪心、嘔吐、食欲不振などの消化器症状を伴いますが、便通に関しては症状に応じて便秘や下痢を生じることもあり、一定の傾向はあまりありません。。また発熱を伴うことが多いですが、その大半は37℃前半です。進行例では38℃を超える場合もあります。
また、急性虫垂炎では腹部所見が診断の決め手となることが多く、手術適応を決める際には特に重要です。所見としては右下腹部(McBurney点:臍と右上前腸骨棘を結んだ線の外側1/3の点)に限局する痛みが特徴的ですが、虫垂の存在部位により症状の発現部位も移動することがあります。
特に、虫垂が盲腸背部に位置するときには所見が不明瞭となり注意を要します。炎症が高度になるにつれBlumberg徴候(腹壁を圧迫し急に離したときに生じる痛み)、筋性防御(軽度の触診の刺激で反射的に腹壁の筋緊張を生じること)といった腹膜刺激症状を呈するようになります。穿孔を生じた場合、その多くは限局性腹膜炎症状を呈しますが、汎発性腹膜炎を呈した場合には腹部全体に腹膜炎症状がみられます。
虫垂炎の診断、治療
虫垂炎の診断、治療については以下の様なものがあります。続きを読む